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2018年03月24日

synology1200×300

Synology のNASサーバは数万円位の商品で、これを購入するとNASサーバ1台でこんな事もできるのか?と驚かれるような高機能なNASサーバです。
このWebサイトもSynologyのサーバで動かしていますが、高機能ゆえに色々なメニューがあり初めてこのNASに接する人には利用方法が良く解らないケースが多々あると思います。

私も当初はマニュアルを見ても良く理解できない為、試行錯誤を繰り返した結果サーバにアクセスできなくなりサーバのリセット等を繰り返してしまいました。

そこでSynologyのNASを持っている人がこの高機能なサーバを使いこなして欲しいとの思いから、私が経験した事をこのサイトに投稿させていただきます。

しかし基本概念が判ってしまうと非常に簡単なサーバで、企業時代にこれをもっと使っても良かったかな?とも思っています。

1章:私が所有しているSynologyのNASサーバ

SynologyのNASは2台所有しておりスペックは下記になります。

  DS209+
【所有】
DS213+
【所有】
DS215+
【参考】
コメント 相当古い機種です。
このWebサイトはこのサーバで動いています
一昨年の商品ですがDSMは最新版が動いています。この記事が書き終わったらこのサーバに移行します。 現在販売されている商品で私が使っているサーバより更に高機能です。
CPUクロックレート 800 MHz 1.07 GHz 1.4GHz
CPUコア 1 2 2
メモリ 512 MB 512 MB 1GB
DSMバージョン DSM4.2 DSM5.2 DSM5.2
ディスクベイ 2 2 2
RAID1の書き込むスピード 36 MB /秒 84.31 MB/秒 139.42 MB/秒
RAID1の読み込むスピード 42 MB /秒  110.36 MB/秒 209.61 MB/秒

Synology のNASには色々なシリーズがあり、後ろに+が付いているシリーズはそのモデルの中で高性能なモデルになります。しかし上表を見てもらえばわかりますが同じシリーズでも年々高性能化しています。

またSynologyのNASは独自のDSM(DiskStation Manager)というOSが動いており、このドキュメント作成時はDSM5.2でしたが、現在はDSM6.14になっています。

そこで本稿ではDS213+で動いているDSM5.2の使い方を解説していますが、今回のWEBサイト改定でDSM6.14で見直したドキュメント改定しました。

2章:SynologyのNASの基本的なセットアップ

2-1.SynologyNASのセットアップ方法

SynologyのNASを購入した時に初めに行う作業は、NAS-OSのDSM(Disk Station Manager)のインストールになります。ここではこの方法を解説しています。

 ­SynologyのNASのセットアップ方法

 

2-2.DSMの基本画面構成を覚える

DSMのセットアップが完了すると、ローカルPCからDSMにログインできるようになります。
そこでこのDSM画面の基本操作を理解してください。

­­­­ ­DSM5.2の画面の基本操作を覚える

 

2-3.管理画面(DSM)をカスタマイズする

次にログイン画面とデスクトップ画面をどの様に作るのかを解説したのが下記URLになります。

­ ­DSM5.2の画面をカスタマイズする

 

2-4.NASに固定IPアドレスを設定する

2-1のSynologyの自動セットアップではサーバのIPアドレスは自動的に割り振られます。

そこでSynologyのNASに固定IPアドレスを割り振る方法をここで解説しています。

­ ­SynologyのNASの固定IPアドレスを設定する

 

2-5.NASとして使う場合の基本設定

Synologyの基本はNASになります。ここでNASとして使う為の基本設定を解説します。

 ­SynologyをNASとして使う為の設定

 

2-6.DSMのバージョンアップ方法

最後にDSMの最新バージョンへのアップデート方法を解説します。

­ ­DSMの更新

 

以上で基本的な設定は完了します。

これ以降はSynologyの特徴であるインターネットからのアクセスや各種のアプリケーションの使い方を解説していきます

3章:自宅のSynologyをインターネットからアクセスする方法

SynologyのNASをインターネットからアクセスする方法としては

・Quick Connect

・DDNS(Dynamic Updates in the Domain Name System)

という2種類の方法があります。
各々の特徴は下記になります。

  QuickConnect DDNS
アクセス方式 Synology のサイト経由で接続 自宅ネットワークにダイレクト接続
ルータの設定 不要 必要
できる事 Synology の基本アプリに限定 WordPress等の総てのアプリが可
スピード Synology のサイトの込み具合に左右される 関連するのは自宅環境のみ

3-1.Quick Connectでアクセスする

ここではQuickConnectでアクセスする為の設定方法を解説しています。

­ ­QuickConnectでSynologyサーバをアクセスする

 

3-2.SynologyのDDNSサービスを使ってアクセスする

ここではSynologyのDDNSサービスを使ってSynologyサーバにアクセスする方法を解説しています。

­­ ­­SynologyのDDNSでサーバをアクセスする方法

 

3-3.Synology以外のDDNSの取得方法

SynologyのDDNSはDiskStationに1つしか取得できません。

よって2つ以上のDDNSを使う場合はSynology以外の無償DDNSサイトから取得する必要があります。

またDDNSなら何でも良いのではなく、URLで更新できるDDNSでないとSynologyでは利用できません。

色々試した結果『Dynu』社のDDNSがお勧めになります。

­ ­Dynu.comから無償のドメイン名を取得する方法

 

3-4.無償のSSL証明書を使ってHTTPS通信する

無償のSSL証明書の発行機関(Let’s Encrypt)の登場により、自宅サーバもHTTPS化が可能になりました。

しかし、DSMの証明書の取得方法はかなり癖があり何故、エラーになるのか?等がマニュアルを見ても全然分かりません。そこで下記に判った事を解説します。

­ ­Let’s Encryptの無償のSSL証明書の取得方法

 

3-5.その他のDDNSプロバイダの評価結果

『mydns.jp』のDDNSは、HTTPで使う分には問題ありませんが、HTTPSで使う場合は問題がでます。

 ­mydns.jpから無償のドメイン名を取得する方法

次の『NO-IP.com』のDDNSは、HTTP、HTTPSで問題ないのですが、利用期限が30日となっており、30日に近づくとメールが送られてきて、ここで更新処理をしないと失効してしまいます。

­ ­NO-IP.comから無償のドメイン名を取得する方法

 

3-6.ローカルLAN環境でDDNS(URL)を使う方法

上記のDDNSの取得で、インターネットからURLでSynologyサーバをアクセスできるようになりました。
しかしWordPressのコンテンツを作成する為には自宅のローカルLAN環境からでもURLでアクセスできないと困ります。この設定方法が下記になります。

­ ­LAN(ローカル)環境でURLを利用するする方法

上記はPCからのURLアクセスですが、Androidデバイスの場合は下記設定になります。

­ ­AndroidデバイスでDNSサーバを指定する方法

iOSでDNSサーバを設定する方法は下記になります

­ ­iOSデバイスでDNSサーバを指定する方法

 

DDNS(URL)を使った高度なアクセス方法

URLを使って自宅のサーバをアクセスできるようになると更に高度な事がやりたくなります。

3-7.WebDAVを使ってSynologyのNASをアクセスする

WebDAVを使うとインターネットからもPCのローカルファイルの様にSynology NASを利用できる様になります

下記のその方法を解説します。

­ ­Synology NASをWebDAVでアクセスする方法

 

3-8.VPNを使って自宅LANの機器をアクセスする

インターネットから自宅のLANにVPN接続をするとルータやWi-Fi機器の設定ができる様になります。

下記にその方法を解説します。

­ ­Synology NASとVPN接続をする

 

3-9.その他 

SynologyにLet’s Encryptの無償SSLが利用できる様になった為、自証証明書の必要はなくなりましたが、この辺の仕組みを理解する為に下記ドキュメントを残しておきます。

­ ­Synology NASに自証証明書でHTTPSアクセスをする方法

 

4章:WordPressをインストールしてWebサイトを構築する

4-1.Webサービスの立上げ

このWEBサイトはレンタルサーバを借りるのではなく自宅のSynology社のNAS上にWordPressをインストールして使っています。

これを行う為には、事前にWebサービスを立ち上げる必要があります。

­ ­SynologyにWebサービスを立ち上げる。

 

4-2.MariaDBとphpMyAdminの立上げ

Webサービスが立ち上がった後はMariaDBとphpMyAdminの立上げが必要になります。

MariaDBとはMySQLサーバでphpMyAdminはこれをアクセスするアプリケーションです。

しかしDSM6.2ではMariaDB5とMariaDB10の2つのDBがあります。

ここではこれらの設定方法を解説しています。

­ ­MariaDB5とMariaDB10のアクセス権の設定

 

4-3.WordPressのインストール

WordPressのインストール方法には下記の2種類があります。

①日本語WordPressをインストールする(推奨)
レンタルサーバを利用するのと同じやり方になります。

­ ­日本語Wordpressをインストールする

 

②Synology社のWordPressパッケージをインストールする。
制限がありますがWebサイトを1つしか作らない場合は、これで良いかもしれません。

 ­SynologyのWordPressパッケージをインストールする

 

4-3.サイトURLの変更

インストール直後のWordPressのURLはhttp://ドメイン名/WordPressフォルダ名ですが、これをドメイン名だけでアクセスする方法を解説しています。

­ ­Synologyの仮想ホスト機能を使ったサイトURLの変更

 

4-4.WordPressのセキュリティ対策

2017年の3月にこのサイトが改ざんされるという事件に遭遇しました。

この様なサイトにいたずらする人はいないだろうと簡単に思っていましたが、現実に改ざん事件に遭遇する事によりセキュリティ対策の重要性を認識しました。

そこでこの中で取った対策を解説しています。

­ ­主要システムを2段階認証に変更する

­ ­phpMyAdminのセキュリティ対策

5章:バックアップ/リストア

バックアップにはDisk Station全体のバックアップとDBのバックアップがあります。

下記に2つに分けて解説します。

5-1.DiskStation全体をバックアップする方法

DSM5.2当時は「バックアップと複製」というアプリケーションでしたがDSM6.2では「Hyper Backup」というアプリケーションに変更になると共に機能が大幅に向上しました。

そこで、このHyper Backupを使ったバックアップを下記に解説します。

①クラウドシステムへのバックアップ

企業では有償のクラウドを契約して、そこにバックアップを取るのが基本になります。

しかし個人ユーザはお金を掛けないでバックアップしたいので無償のクラウドにバックアップするしかありません。そこでGoogleドライブにバックアップを取る方法を解説します。

­ ­無償クラウド(Google Drive)へのバックアップとリストア

②rsyncサーバへのバックアップ

クラウドへのバックアップは回線を使う為にそれなりの時間が掛かります。

しかし私は古いSynologyサーバを所有しているので、この中にバックアップする方法も解説します。

­­ ­rsyncサーバへのバックアップとリストア

 

5-2.MySQL(MariaDB)のバックアップ方法

WordPressはファイルとDBから構成されています。

DiskStation全体のバックアップでは過去の履歴からリストアできますが、これはあくまでもDB全体とWordPressのファイル全体です。

しかし特定DBと特定WordPressファイルだけ過去のある時点に戻したい等のケースが発生します。

この時に利用するのがMariaDBの中の特定DBだけのダンプやインポートです。

①DBのマニュアルバックアップ/リストア

DBの引っ越しや、DBをマニュアルで修正したいケースがあります。

この時に使うのがphpMyAdminによるエクスポート/インポートです。

­ ­phpMyAdminを使ってDBを修正する

 

②DBの定期バックアップ

特定DBだけを定期的にダンプを取る方法です。

ダンプされたデータはファイルですのでDiskStation全体をバックアップと合わせると、過去の特定時点の

・ダンプファイル

・WordPressファイル

をリカバリする事により過去のWordPressの状態を復元できる様になります。

­ ­mysqldumpでMySQLを定期的にバックアップする方法 

6章:障害対策

6-1.Photo Stationの404対策

写真等をSynologyに登録して、インターネットからも写真をアクセスする事が可能です。

しかし、DSMにログインしてPhoto Stationを起動すると404エラーが出る時があります。

この対策を下記で解説しています。

­­ ­SynologyのPhoto Stationで404が出た時の対策

 

6-2.アプリケーションの障害対策

Synologyを利用し始めて、幾つかのアプリケーション障害を経験しました。

特に多いのがVPN Server、またWeb Stationでも障害が起こりました。

この様な時にどの様に対処すれば良いかを解説しています。

­­ ­Synologyのアプリケーション障害対策