HOME  /Synology
2019年07月26日

synology1200×300

Synology のNASサーバは数万円位の商品で、これを購入するとNASサーバ1台でこんな事もできるのか?と驚かれるような高機能なNASサーバです。
このWebサイトもSynologyのサーバで動かしていますが、高機能ゆえに色々なメニューがあり初めてこのNASに接する人には利用方法が良く解らないケースが多々あると思います。

私も当初はマニュアルを見ても良く理解できない為、試行錯誤を繰り返した結果サーバにアクセスできなくなりサーバのリセット等を繰り返してしまいました。

そこでSynologyのNASを持っている人がこの高機能なサーバを使いこなして欲しいとの思いから、私が経験した事をこのサイトに投稿させていただきます。

しかし基本概念が判ってしまうと非常に簡単なサーバで、企業時代にこれをもっと使っても良かったかな?とも思っています。

1章:私が所有しているSynologyのNASサーバ

私はSynologyのNASは2台所有しており、後ろに+が付いているシリーズは「Plus」シリーズよ呼ばれモデルの中で高性能なモデルになります。

またSynologyのNASには独自のDSM(DiskStation Manager)というOSが動いており、私はDSM4、DSM5を経由して現在はDSM6.14になっています。

しかし同じDSM6.2でもDS213+とDSM718+では動かせるアプリケーションが大きく異なり、最近のモデルではOffice系のアプリケーションが充実してきております。

そこでDS213+はWEBサーバとして使いながら、DSM718+でOffice系アプリケーションを使っていきたいと思っています。

  DS213+ DS718+
モデル説明

2013年度のモデル

2ベイモデル

2018年度モデル

2ベイモデルだが拡張ユニットを接続すると7ベイモデルに拡張できる。

CPUクロックレート 1.07 GHz 1.5GHz
CPUコア 2 4
メモリ 512 MB 2GB
DSMバージョン DSM5.2からスタートして現在はDSM6.2 DSM6.2
ディスクベイ 2

2

最大7(拡張ユニット使用)

用途 公開用のWEBサーバとインフラ関連サーバ 非公開WEBサーバとOffice用サーバ
動かしているアプリケーション Webサーバ、VPNサーバ、DNSサーバ WEBサーバとMailやOffice系を入れる予定

 

2章:SynologyのNASの基本的なセットアップ

2-1.SynologyNASのセットアップ方法

SynologyのNASを購入した時に初めに行う作業は、NAS-OSのDSM(Disk Station Manager)のインストールになります。ここではこの方法を解説しています。

 ­SynologyのNASのセットアップ方法

 

2-2.DSMの基本画面構成を覚える

DSMのセットアップが完了すると、ローカルPCからDSMにログインできるようになります。
そこでこのDSM画面の基本操作を理解してください。

­­­­ ­DSM6系の画面の基本操作を覚える

 

2-3.管理画面(DSM)をカスタマイズする

次にログイン画面とデスクトップ画面をどの様に作るのかを解説したのが下記URLになります。

­ ­DSM6系の画面をカスタマイズする

 

2-4.NASに固定IPアドレスを設定する

2-1のSynologyの自動セットアップではサーバのIPアドレスは自動的に割り振られます。

そこでSynologyのNASに固定IPアドレスを割り振る方法をここで解説しています。

­ ­SynologyのNASの固定IPアドレスを設定する

 

2-5.NASとして使う場合の基本設定

Synologyの基本はNASになります。ここでNASとして使う為の基本設定を解説します。

 ­SynologyをNASとして使う為の設定

 

2-6.DSMのバージョンアップ方法

最後にDSMの最新バージョンへのアップデート方法を解説します。

­ ­DSMの更新

 

以上で基本的な設定は完了します。

これ以降はSynologyの特徴であるインターネットからのアクセスや各種のアプリケーションの使い方を解説していきます

3章:自宅のSynologyをインターネットからアクセスする方法

SynologyのNASをインターネットからアクセスする方法としては

・Quick Connect

・DDNS(Dynamic Updates in the Domain Name System)

という2種類の方法があります。
各々の特徴は下記になります。

  QuickConnect DDNS
アクセス方式 Synology のサイト経由で接続 自宅ネットワークにダイレクト接続
ルータの設定 不要 必要
できる事 Synology の基本アプリに限定 WordPress等の総てのアプリが可
スピード Synology のサイトの込み具合に左右される 関連するのは自宅環境のみ

3-1.Quick Connectでアクセスする

ここではQuickConnectでアクセスする為の設定方法を解説しています。

­ ­QuickConnectでSynologyサーバをアクセスする

 

3-2.SynologyのDDNSサービスを使ってアクセスする

ここではSynologyのDDNSサービスを使ってSynologyサーバにアクセスする方法を解説しています。

­­ ­­SynologyのDDNSでサーバをアクセスする方法

 

3-3.Synology以外のDDNSの取得方法

SynologyのDDNSはDiskStationに1つしか取得できません。

よって2つ以上のDDNSを使う場合はSynology以外の無償DDNSサイトから取得する必要があります。

またDDNSなら何でも良いのではなく、URLで更新できるDDNSでないとSynologyでは利用できません。

色々試した結果『Dynu』社と『Mydns』のDDNSがお勧めになります。

­ ­Dynu.comから無償のドメイン名を取得する方法

 ­mydns.jpから無償のドメイン名を取得する方法

 

3-4.無償のSSL証明書を使ってHTTPS通信する

無償のSSL証明書の発行機関(Let’s Encrypt)の登場により、自宅サーバもHTTPS化が可能になりました。

しかし、DSMの証明書の取得方法はかなり癖があり何故、エラーになるのか?等がマニュアルを見ても全然分かりません。そこで下記に判った事を解説します。

­ ­Let’s Encryptの無償のSSL証明書の取得方法

 

3-5.その他のDDNSプロバイダの評価結果

『NO-IP.com』のDDNSもURLで更新できるDDNSですが、無償の利用期限が30日となっており、30日に近づくとメールが送られてきて、ここで更新処理をしないと失効してしまいます。

よってあまり推奨はできません。

­ ­NO-IP.comから無償のドメイン名を取得する方法

 

DDNS(URL)を使った高度なアクセス方法

URLを使って自宅のサーバをアクセスできるようになると更に高度な事がやりたくなります。

3-7.WebDAVを使ってSynologyのNASをアクセスする

WebDAVを使うとインターネットからもPCのローカルファイルの様にSynology NASを利用できる様になります

下記のその方法を解説します。

­ ­Synology NASをWebDAVでアクセスする方法

 

3-8.VPNを使って自宅LANの機器をアクセスする

インターネットから自宅のLANにVPN接続をするとルータやWi-Fi機器の設定ができる様になります。

下記にその方法を解説します。

­ ­Synology NASとVPN接続をする

 

3-9.FTPでSynologyと接続する

WebDAVを使うとダイレクトにファイルを修正できるのであまりFTP接続をする必要はないが、FTPを使うケースもここで解説します。

­ ­Synology NASとFTP接続をする

 

3-10.その他 

SynologyにLet’s Encryptの無償SSLが利用できる様になった為、自証証明書の必要はなくなりましたが、この辺の仕組みを理解する為に下記ドキュメントを残しておきます。

­ ­Synology NASに自証証明書でHTTPSアクセスをする方法

 

4章:WordPressをインストールしてWebサイトを構築する

4-1.Webサービスの立上げ

このWEBサイトはレンタルサーバを借りるのではなく自宅のSynology社のNAS上にWordPressをインストールして使っています。

これを行う為には、事前にWebサービスを立ち上げる必要があります。

­ ­SynologyにWebサービスを立ち上げる。

 

4-2.MariaDBとphpMyAdminの立上げ

Webサービスが立ち上がった後はMariaDBとphpMyAdminの立上げが必要になります。

MariaDBとはMySQLサーバでphpMyAdminはこれをアクセスするアプリケーションです。

しかしDSM6.2ではMariaDB5とMariaDB10の2つのDBがあります。

ここではこれらの設定方法を解説しています。

­ ­MariaDB5とMariaDB10のアクセス権の設定

 

4-3.WordPressのインストール

WordPressのインストール方法には下記の2種類があります。

①日本語WordPressをインストールする(推奨)
レンタルサーバを利用するのと同じやり方になります。

­ ­日本語Wordpressをインストールする

 

②Synology社のWordPressパッケージをインストールする。
制限がありますがWebサイトを1つしか作らない場合は、これで良いかもしれません。

 ­SynologyのWordPressパッケージをインストールする

 

4-4.ローカルLAN環境でDDNS(URL)を使う方法

WordPressのコンテンツを作成する為には自宅のローカルLAN環境からでもURLでアクセスできないと困ります。この設定方法が下記になります。

­ ­ローカルPCからドメイン名でWordPressにアクセスする方法

 

上記はPCからのURLアクセスですが、Androidデバイスの場合は下記設定になります。

­ ­AndroidデバイスでDNSサーバを指定する方法

 

iOSでDNSサーバを設定する方法は下記になります

­ ­iOSデバイスでDNSサーバを指定する方法

 

4-5.サイトURLの変更

サイトURL変更にはSQLコマンドを使う方法がありますが、ウィジェットや外観→カスタマイズで設定したデータが移行できない等の問題があります。

これらを含めて完全に移行する為には「Search-Replace-DB」の利用がお勧めです。

しかしMySQLにMariaDB10を利用していた場合は少しテクニックが必要になります。

ここではこの辺の解説を行っています。

­ ­SynologyのWordPressのURLをSearch-Replace-DBで変更する

 

インストール直後のWordPressのURLはhttp://ドメイン名/WordPressフォルダ名ですが、これをドメイン名だけでアクセスする為にはSynologyの仮想ホスト機能を利用すると可能になります。

ここではその方法を解説しています。

­ ­Synologyの仮想ホスト機能を使ったサイトURLの変更

 

4-6.Webで80/443以外のポート番号を使う方法

Webサーバを同一回線で複数運用する場合はWeb用の新たなポート番号を指定する必要があります。

それをSynologyのサーバで行う方法を解説しています。

­ ­SynologyでWebに80/443以外のポート番号を使う方法

 

4-7.WordPressのセキュリティ対策

2017年の3月にこのサイトが改ざんされるという事件に遭遇しました。

この様なサイトにいたずらする人はいないだろうと簡単に思っていましたが、現実に改ざん事件に遭遇する事によりセキュリティ対策の重要性を認識しました。

そこでこの中で取った対策を解説しています。

­ ­主要システムを2段階認証に変更する

­ ­phpMyAdminのセキュリティ対策

 

5章:バックアップ/リストア

バックアップにはDisk Station全体のバックアップとDBのバックアップがあります。

下記に2つに分けて解説します。

5-1.DiskStation全体をバックアップする方法

DSM5.2当時は「バックアップと複製」というアプリケーションでしたがDSM6.2では「Hyper Backup」というアプリケーションに変更になると共に機能が大幅に向上しました。

そこで、このHyper Backupを使ったバックアップを下記に解説します。

①クラウドシステムへのバックアップ

企業では有償のクラウドを契約して、そこにバックアップを取るのが基本になります。

しかし個人ユーザはお金を掛けないでバックアップしたいので無償のクラウドにバックアップするしかありません。そこでGoogleドライブにバックアップを取る方法を解説します。

­ ­無償クラウド(Google Drive)へのバックアップとリストア

②他のSynologyサーバへのバックアップ

クラウドへのバックアップは回線を使う為にそれなりの時間が掛かります。

しかし私は複数のSynologyサーバを所有しているので、この中にバックアップする方法も解説します。

 ­Synologyサーバ間でのバックアップとリストア

 

5-2.MySQL(MariaDB)のバックアップ方法

WordPressはファイルとDBから構成されています。

DiskStation全体のバックアップでは過去の履歴からリストアできますが、これはあくまでもDB全体とWordPressのファイル全体です。

しかし特定DBと特定WordPressファイルだけ過去のある時点に戻したい等のケースが発生します。

この時に利用するのがMariaDBの中の特定DBだけのダンプやインポートです。

 

①DBのマニュアルバックアップ/リストア

DBの引っ越し等に使うのがphpMyAdminによるエクスポート/インポートです。

­ ­phpMyAdminを使ってDBをマニュアルバックアップする方法

 

②DBの定期バックアップ

特定DBだけを定期的にダンプを取る方法です。

これを利用するとHyper Backupと合わせると過去の任意時点のWordPressに戻す事ができます。

Hyper Backup:WordPressのフォルダを戻す

DBの定期バックアップ:MySQLDBを戻す

­ ­mysqldumpでMySQLを定期的にバックアップする方法 

 

6章:Photo Stationの利用方法

6-1.Photo Stationの基本

Synologyの「Photo Station」パッケージを利用するとスマホやデジカメで撮影した写真をNASサーバの中に保管をして色々な人と共有する事が可能になります。

ここではPhoto Stationの基本操作と用語を解説しています。

 ­Photo Stationの基本を理解する

 

Photo Stationは基本のもの以外に、DSMユーザ個々が「Photo Station」を持つことができます。

ここでは個人用Photo Stationの作成方法を解説しています。

­ ­個人用Photo Stationとは

 

Photo Stationではスマートデバイス用に「DS Photo」アプリケーションを提供しています。

ここでは「DS Photo」の基本操作を解説しています。

­ ­DS Photoの基本を理解する。

 

6-2.Photo StationをセキュアWEBサイトとして使う

「Photo Station」の設定を間違えると写真コンテンツが誰でも見えるWEBサーバになってしまいます

ここではセキュアにphoto Stationを使う方法を解説しています。

­ ­Photo Stationを非公開WEBサーバとして使う方法

 

スマホで撮影した写真を自動的にアップロードする方法を解説しています。

­ ­スマホ写真をPhoto Stationに自動アップロードする方法

 

6-3.Photo Stationを公開WEBサイトとして使う

Photo stationは公開アルバム機能を使う事により、誰でもアクセスできる写真WEBサイトを構築する事ができますここでそれに合わせてウォータマーク機能やブログ機能を解説しています。

­ ­Photo Stationを公開WEBサーバで利用する方法

 

6-4.Photo Stationの障害対策

ここではPhoto stationを使った時に発生した障害と対策方法を解説しています。

­­ ­SynologyのPhoto Stationの障害対策

 

7章:障害対策

7-1.アプリケーションの障害対策

Synologyを利用し始めて、幾つかのアプリケーション障害を経験しました。

特に多いのがVPN Server、またWeb Stationでも障害が起こりました。

この様な時にどの様に対処すれば良いかを解説しています。

­­ ­Synologyのアプリケーション障害対策