GIMPには商用利用可能なフォントを追加したり、図形や文字作成を助ける為のプラグインやスクリプト等を独自に追加する機能があります。
本ドキュメントではこれらをカスタマイズする為の基本知識を解説しています。
1.GIMPのカスタマイズの基本を理解する
1.メニュの『編集➡設定』を開いてください。
下記は「新しい画像の設定」を開いた画面です。
メニュの『作成➡新しい画像』で640×400のキャンパスサイズが作られますが、これはここで設定されているからです。
2.上図のフォルダの前の「+」をクリックして下さい。
下記画面が表示されます。
ここに表示される項目が、ユーザがカスタマイズできる項目の一覧になります。
上図のブラシをクリックして下さい。
下図が開きます。
基本設定のフォントフォルダは下記になります
①インストールしたユーザ名により決まる個人フォルダ
C:¥Users¥ユーザ名¥.gimp-2.8¥fonts
②GIMPのデフォルトフォルダ
C:¥Program Files¥GIMP 2¥share¥gimp¥2.0¥fonts
①の個人フォルダはWindowsのアカウントが日本語表記の場合は機能しません。
また②は階層が深く覚えずらい事と、GIMPのデフォルトの設定と混同する等の問題がありあまり推奨できません。
よって推奨は「新規フォルダを作成するコマンド」で新規の個人フォルダを追加するのがお勧めになります。
私がGIMPで利用しているのは下記です。
そこでこれらに新規フォルダを設定する方法を下記に解説します。
2.新規の個人フォルダを作る方法
1.OS直下にGIMP用の個人フォルダを作成する。
c:¥の画面で『新規フォルダアイコン』または『右クリックの新規作成→フォルダ』で下記の様な構成のフォルダを作成してください。名前は任意の名前で良いのですが必ず英数字の名前にして下さい。
私は上記のフォルダに下記の機能を追加しています。
・ブラシ
矢印のブラシを追加
・フォント
商用利用可能なフォントを追加しています。
・パレット
個人用カラーパレットを追加
・プラグイン
文字や図形のべベル(編の面取り)やエンボス(凹凸)をいれ3次元化するプラグインを追加
・スクリプト
文字や図形を3次元イメージにするスクリプトを追加
2.上記で作った個人フォルダをGIMPに指定する。
下記はブラシに新規フォルダをアサインした例です。
①②③の順に操作して新規フォルダをアサインして下さい。
他の「フォント」、「パレット」、「プラグイン」、「スクリプト」も同様に新しいフォルダを設定して下さい。
但し「フォント」、「プラグイン」、「スクリプト」は③の選択はなく総てが対象となります。
以上でGIMPをカスタマイズする準備が整いました。