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2023年03月29日

GIMPのカラーパレットのカスタマイズ方法

GIMPで文字や図形の色を指定する場合、ツールメニュの下にある下図の色で描画されます。

■切替アイコンは「描画色」と「背景色」を入れ替えるメニュです。

また上図の「描画色」をクリックすると下図が表示されます。

■色の指定方法には「GIMP」、「CMYK」、「水彩色」、「色相環」、「パレット」があります。

■「パレット」のデフォルトは「Color History」で過去に使った色が登録されており、その中の一部が画面の右下に表示されている色です。

■「パレット」には、GIMPの標準パレットが用意されています。

 

標準パレットを呼び出すのは、ダイアログ追加ボタンをを挿入し「タブの追加パレット」で行えます。

■上図のパレットタブに一覧されているのが標準カラーパレットです。

■標準パレットの「Volcano」を選択すると、パレット画面にそのパレットが表示されます。

ここではこのパレットをカスタマイズする方法を解説します。

1.GIMPの標準パレットとは

2.GIMPパレットのカスタマイズ方法

1.GIMPの標準パレットとは

標準パレットは下記のフォルダに登録されておりGIMPが起動される時に読み込まれます。

C:¥Program Files¥GIMP 2¥share¥gimp¥2.0¥palettes

また上記フォルダには下記の(パレット名.qpl)ファイルが登録されています。

パレット名 登録されている色
Bears
Bgold
Blues
Borders
Browns_And_Yellows
Caramel
Cascade
China
Coldfire
Cool_Colors
Cranes
Dark_pastels
Default
Ega
Firecode
Gold
Grayblue
Grays
GrayViolet
Greens
Hilite
Khaki
Lights
Muted
Named_Colors
News3
Op2
Paintjet
Pastels
Plasma
Reds
Reds_And_Purples
Royal
Tango

(Tango Icon Theme)

Topographic
Visibone
Visibone_2
Volcano
Warm_Colors
Web

 

2.GIMPパレットのカスタマイズ方法

このドキュメントを読む前に下記ドキュメントを参照して下さい。

 GIMP2.10をカスタマイズする為の基本を理解する

 

GIMP標準パレットには色々な物が用意されていますが、これは絶対使わないと思われる多々あります。

そこで私は標準パレットはOFFにして、標準パレットの中から利用する物だけを取り込んで下記の様な設定で利用しています。

1.利用するパレットを標準パレットからコピーする。

C:¥Program Files¥GIMP 2¥share¥gimp¥2.0¥palettes

c:¥my-gimp¥palettes

私がコピーしたのは下記の4つです。

①Blues.gpl

②Borders.gpl

③Coldfire.gpl

④Ega

⑤Volcano.gpl

 

2.利用パレットの定義

GIMPのメニュの「編集設定」画面を開きます。

表示されたメニュからフォルダの前の+マークをクリックすると下図が開きます。

上記のパレットをクリックすると下記画面が開きます。

①OS直下の下記ファイルを追加します。

c:¥my-gimp¥palettes

指定方法は「フォルダ追加」アイコンをクリック後に「フォルダ指定」で該当ファイルを指定します。

②デフォルトパレットとカスタムパレットを選択して両フォルダを削除します。

その結果、パレットの設定は下記の様になります。

■フォルダの前のは、パレットを作成した時の保存先になります。

 

3.結果

これでカラーバレットの表示は下記の様になります。

■パレットの先頭にある「Color History」は、過去に使った色が登録されています。

以上で数多くあったカラーパレットの中から使う物だけが表示される様になりました。

尚、新しいカラーパレットを追加する場合は「GIMPに新規カラーパレットを追加する方法」を参照して下さい。

以上でこのドキュメントの説明は完了です。

関連ドキュメントはメニュの「GIMPタブ」か下記の関連記事一覧から探して下さい。

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