カラーパレットはGIMP2.8とGIMP2.10では少し変更になっています。
1.カラーパレットを使う為の基本画面と基本知識
1-1.カラーパレットを使う為の設定
カラーパレットを使う為には「パレットダイアログ」と「パレットエディタ」を呼び出す必要があります。
下図を見てください
パレットエディタの色をクリックすると「描画色」が変わります
<注意点>
①パレットが画面に表示されてない場合は下記操作で、呼び出してください。
■ダイアログ追加ボタンをクリックし、「タブの追加→パレット」を実行して下さい。
パレットダイアログボックスが追加されます。
②パレットエディタが表示されてない場合は下記操作で、呼び出してください。
■パレットの中の1つのパレットを右クリックし、表示されたメニューから「パレット編集」を実行します。
パレットエディタが表示されます。
1-2.パレットに表示されるパレットとは
パレットに表示されるデフォルトのパレットは下記になります。
表示されるパレット及びフォルダ | 解説 |
Color History | 描画色の変更画面の履歴情報です。
GIMP2.10ではカラーパレットとしても保存されるようになりました。 使い続けると自分が使うカラーが集約されます。 |
c:¥ProgramFile¥GIMP 2¥share¥gimp¥2.0¥palettes | このフォルダに、かなりの量のパレットが入っています。
しかし、量が多すぎて使いづらいのが現状です。 |
c:¥ユーザ¥(ユーザ名)¥AppData¥Roaming¥GIMP¥2.10¥palettes | デフォルトでは空です。
GIMP画面でパレットを右クリックし「新しいパレット」を実行すると、新しいパレットが作成され、このフォルダに登録されます。 |
2.カラーパレットのカスタマイズ
下記の操作を行う前に必ず下記ドキュメントを参照してください。
2-1.必要なパレットを個人フォルダにコピーする。
デフォルトのパレットは下記のフォルダにあります。
c:¥Program Files¥GIMP 2¥share¥gimp¥2.0¥palettes
この中で私が良いと思ったパレットは下記の2つのファイルです。
①Named_Color.gpl
②Volcano.gpl
上記の2つのファイルを下記の個人フォルダにコピーします。
c:¥my-gimp¥palettes
2-2.パレット設定を変更する。
メニューの『編集➡設定➡フォルダ➡パレット』を呼び出し、下記の様に変更して下さい。
<操作手順>
①c:¥ProgramFile¥GIMP 2¥share¥gimp¥2.0¥palettesを削除します。
これで使わないパレットは表示されなくなります。
②c:¥ユーザ¥(ユーザ名)¥AppData¥Roaming¥GIMP¥2.10¥palettesを削除します
これは特に意味はありません
③c:¥my-gimp¥palettesを追加します
更に、書込みフォルダとして✔して下さい。
これでGIMP画面からパレットを作りたくなった場合はここに登録されるようになります。
2-3.結果
これでカラーバレットの表示は下記の様になりました。
カラーパレットが3つに整理されたので、使い易くなります。
尚、GIMP2.10から、現在選択しているパレットデータが記憶されるように変更になりました。
よってGIMPを終了して、再起動しても選択したパレットがデフォルト表示されます。