HOME  /GIMP
 /GIMP2.10のインストールと画面回りの設定
2023年03月07日

GIMP2.10のインストールと画面回りの設定

私がGIMPを使い始めた時はGIMP2.8系でしたが、現在はGIMP2.10系です。

GIMP2.10系は[Photoshop]に似せた画面になりましたが、画像編集初心者には判りづらい画面になってしまいました。

そこでここではGIMP2.10系のインストールからGIMP2.8系の様に初心者にも判り易い画面に変更する方法を解説しています。

<目次>

1.GIMP2.10のダウンロードとインストール

2.黒ベースの画面を白ベースの画面に戻す方法

3.GIMP画面を使い易い様にカスタマイズする

1.GIMP2.10のダウンロードとインストール

1.GIMPソフトウエアのダウンロード

下記のURLをアクセスしてください。これが公式のダウンロードサイトです。

GIMPダウンロードサイト

下図はWindowsのGIMPのダウンロード画面です。

■右側の「Download GIMP 2.10.xx directly」をクリックします。

以上でPCにGIMPのインストールプログラムがダウンロードされます。

 

2.GIMPのインストールする。

①ダウンロードされた下記ファイルをダブルクリックします。

gimp-2.10.xx-setup.exe

 

②インストールモードの選択画面が表示されます。

総てのユーザにインストールをクリックして先に進みます。

Windowsに変更を加える事を許可します。

 

③下記画面が表示されます

■OKで先に進みます。

 

④下記外面が表示されます。

Installボタンを挿入するとインストールが開始されます。

 

3.GIMPアイコンの追加

GIMPは「タスクバー」や「デスクトップ」にアイコンを追加してくれません。

そこでWindowsの「スタート」アイコンをクリックして、「GIMP2.10.xx」を右クリックして「タスクバーにピン止めする」を実行してください。

以上でインストールは終了します。

 

2.黒ベースの画面を白ベースの画面に戻す方法

タスクバーにあるGIMPアイコンをクリックすると下記画面が立ち上がります。

■GIMP2.8系では白い画面でしたが、GIMP2.10系は[Photoshop]に似せた黒い画面になりました。

一方、GIMP2.8系の時の画面は下図の様でした。

■画像編集初心者には[Photoshop]自体を知らないので、私は上図の様なGIMP2.8系の方が判り易いと思います。

これを元に戻すには「編集→設定」の「ユーザインターフェイス」の下記項目を変更します。

項目 GIMP2.10の値 GIMP2.8の値
テーマ Darc System
アイコンテーマ Symbolic Legacy

具体的な変更方法は下記になります。

①テーマの変更

メニュの「編集→設定」を起動し表示された画面から「ユーザインターファイス」の下にある「テーマ」をクリックし、表示された各種テーマから「System」をクリックします。

暫くすると画面が下図の様に白くなります。

■画面の右下にある「OK」ボタンを挿入して確定させます。

 

②アイコンテーマの変更

メニュの「編集→設定」を起動し表示された画面から「ユーザインターファイス」の下にある「アイコンテーマ」をクリックし、表示された各種テーマから「Legacy」をクリックします。

暫くすると画面が下図の様に変わります。

■画面の右下にある「OK」ボタンを挿入して確定させます。

以上でGIMP2.8当時の画面に戻りました。

 

3.GIMP画面を使い易い様にカスタマイズする

1.画面構成の変更

GIMP2.10のデフォルトの画面構成は下記の様になっています。

GIMP操作で一番利用するのは右下のレイアーです。

そこで、これを左上に持ってくる画面構成に変更します。

 

画面の変更操作は「最大化」画面で行ってください

①「ウィンドウ→シングルモード」をクリックします。

ツールボックス、作業エリア、ブラシの3つのウィンドウが独立して表示されます。

②ブラシを左、ツールボックスを右にドラッグ&ドロップします。

③ブラシ画面をレイヤーメインに変更します。

・下図のレイヤアイコンをブラシの上の太線にドラッグ&ドロップします。

・レイヤーの隣にあった「チャネル」と「パス」をレイヤーの隣にドラッグ&ドロップします。

④「ウィンドウ→シングルモード」をクリックします。

以上で画面構成は下図の様になりました。

 

2.不要なダイアログの削除と位置変更

下表は各エリアにデフォルトで呼び出されているダイアログです。これを整理します。

エリア アイコン 名称 備考
ツールオプション

ツールオプション

必須

各ツール毎に変更できるパラメータが表示される。

デバイスの状態

不要

ツールオプションで判るので不要

作業履歴

必須。レイアーエリアに移動が推奨

n個前の作業状態に戻す事ができます。

画像

不要

タブ操作で編集画像選択ができるので不要

ブラシ

ブラシ

必須

ブラシを使う時に利用します。

パターン

あっても良い

パターンで塗りつぶす時に利用します。

フォント

必須

文字作成のフォントを指定します。

最近開いたファイル

不要

ファイルメニュで操作できるので不要

レイヤ

レイヤ

必須

各レイヤ毎に操作するので一番重要な機能

チャンネル

不要

カラーチャンネルの事で、色を成分で分離した情報をコントロールできます。

パス

必須

パスツールで作られたものが管理されます。

不要なパスを削除するのに必要

■不要なダイアログを削除するのは、ダイアロブをアクティブにして右上の◀をクリックして「タブを閉じる」を実行します。

■ダイアログの移動は、アイコンをドラッグ&ドロップで移動させます。

 

3.ツール設定の変更

GIMP2.10のツール表示は省略表示です。

しかし画像編集初心者にはどの様なツールがあるのか?を知る事が重要です。

 

そこで総てのツールを表示する為には下記の操作を行います。

メニュの「編集→設定」を起動し表示された画面から「ユーザインターファイス」の下にある「ツールボックス」をクリックし、表示された下図の✓を外します。

以上で総てのツールが表示されるようになります。

 

以上の操作を行った画面が下図になります。

■右上に総てのツールが表示されています。

■よく使うツールを上に持ってくるためには下記操作を行います。

メニュの「編集→設定」を起動し表示された画面から「ユーザインターファイス」の下にある「ツールボックス」をクリックし、表示された下図で操作を行います。

■各ツールを検証した結果、使わないツールがある場合はどこかのグループにまとめて、下図に✓を入れてグループ表示に切り替えます。

以上で判り易いGIMP画面の作成が完了しました。

以上でこのドキュメントの説明は完了です。

関連ドキュメントはメニュの「GIMPタブ」か下記の関連記事一覧から探して下さい。

又、このサイトには、Google広告が掲載されています。

この記事が貴方の参考になりましたら、広告もご覧頂ければ幸いです。


<関連記事一覧>

「gimp2-10」に関連するドキュメントを表示しています。尚、このページネーションはJquryで制御しています。

GIMPで色を指定するツールには「パレット」、「GIMP」、「色相環」、「CMYK」、「水彩色」があります。ここではそれらの使い方を中心にGIMPで色を指定する方法を解説しています。

色々なポスターやテレビ画像では、下記の様に、ぼぼ縁取りされた文字が画像が使われています。ここでは「210_effects-selection_glow-selection.scm」というスクリプトを使った縁取り方法を解説しています。

引き出し線を引いたりする場合はブラシの矢印では無理です。このような時に使う物としてスクリプトで書く矢印があります。ここでは「Allow-set-size」というスクリプト矢印の使い方を解説しています。

ここでは「GIMPの標準ブラシとは」、「GIMPブラシのカスタマイズ方法」、「GIMPブラシのデフォルトサイズ変更方法」、「GIMPブラシのサイズをマウスホイールで変更できる様にする方法」、「GIMPでPhotoshopブラシを使う方法」を解説しています。

GIMPの文字はWindowsフォントがそのまま使われます。このWindowsフォントを使わないくする設定とフォント追加を解説しています。

ここではGIMPのカラーパケットの整理方法を解説しています。

GIMPをカスタマイズする為には個人フォルダに機能を付け加えますが、個人フォルダはPCの環境によって異なる性質を持ちます。そこでそれらに影響されないOS直下の個人フォルダの作り方を解説しています。