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2022年11月12日

MailPlus Serverからメールを送る為に必要な事

MailPlus Serverから他のメールサーバにメールを送信する際、相手に「安全なメールです!」と理解してもらう事が重要です。

ここでは下記項目で解説します。

1.メールサーバに利用するドメイン名の評価結果

2.メールサーバ構築に必要な事とは

3.SPF認証、DKIM認証、DMARCの確認方法

1.メールサーバに利用するドメイン名の評価結果

メールで利用する[ドメイン名]を何にするか?は、迷惑メールにならない為に大変重要です。

企業で本格的にメールを利用する場合は有料の新規ドメインを取得し「メールサーバ構築に必要な事とは」を参考にDNSサーバを設定して下さい。

 

ここではメールサーバにあまりお金をかけたくない(個人や小規模企業)を対象に「無償のドメイン名」を利用した結果を解説します。

1.SynologyのDDNSを利用した場合

SynologyのDDNSにはDNS設定サービスはありませんが[SPF認証]には対応しています。

しかしDNS設定サービスが無いので[PTRレコード]が設定できないので、逆引きドメインサービスがある固定IPが必要になります。

2.DynuのDDNSを利用した場合

DynuのDDNSにはDNS設定サービスがあり[PTRレコード]、[SPF認証]、[DKIM認証]、[DMARC]が定義できます。

よって逆引きドメインサービスが無い固定IPも利用できます。

3.MyDNS.jpのDDNSを利用した場合

MyDNSにはDNS定義サービスがあり[SPF認証]、[DKIM認証]、[DMARC]が定義できます。

しかし[PTRレコード]が定義できないので逆引きドメインサービスがある固定IPが必要になります。

<評価結果>

メール送信先

SynologyのDDNS

DynuのDDNS

Mydns.jpのDDNS
GoogleのGmail 迷惑メール 迷惑メール
Yahooメール
So-netメール
INTERLINKメール

■Gmailは無償のDDNSサービスのドメイン名は「過去に問題を起こしたドメイン名」と認識されメーワクメールに分類されるようです。

■他のメールは[逆引き]と[SPF認証]があると正常にメールを受け取ってくれます。

 結論

お金をかけないでMailPlusサーバを運用する為には

①SynologyのDDNS

②逆引き設定をサポートしている固定IP

の組み合わせが一番良い。

 

2.メールサーバ構築に必要な事とは

メールサーバを構築する為には[固定IP]と[ドメイン名]が必要になります。

1.固定のグローバルIPアドレス

固定のIPアドレスには所有者の名前[ドメイン名]が付与されており、IPアドレスから所有者を調べる事を[逆引き]と呼びます。

この固定IPの貸し出し業者には下記の2つの業者が居ます。

①固定IPを貸し出すと共に、逆引きの[ドメイン名]をユーザが定義できる仕組みを持った業者

私は[ZOOT NEXT]を利用しており、ここにメールで利用する[ドメイン名]を定義しています。

②固定IPを貸し出すだけの業者

この回線を利用する場合は、DNSに[PTRレコード]で[ドメイン名]を指定する必要があります。

2.メールに利用するドメイン名

一般的には[ドメイン名]を取得した業者のDNSサーバの中に下記を設定します。

■Aレコード

取得した[ドメイン名]と[IPアドレス]を紐づけるレコードです。

■MXレコード

メールを送る場合は指定した[ホスト名]に送る事を定義するレコードです。

■PTRレコード(逆引き)

IPアドレスが116.58.168.33の場合は

33.168.58.116.[ドメイン名]を登録します。

メールを受信したサーバはIPアドレスの所有者を確認します。

■SPF認証(TXTレコード)

メール送信に利用する[ドメイン名]が利用する[IPアドレス]を事前登録します。

メールを受信したサーバはメール受信時の[ドメイン名]が利用している[IPアドレス]をSPFレコードと照合します。

■DKIM認証(TXTレコード)

メールに添付する[電子署名]を解凍する[公開鍵]を事前登録します。

メールを受信したサーバは[公開鍵]を使って[電子署名]を検証し迷惑メールにするか否かを判断します。

■DMARC(TXTレコード)

[SPF認証]や[DKIM認証]に失敗した場合の対応策を事前登録します。

メールを受信したサーバは[SPF認証]や[DKIM認証]に失敗した場合にここに定義されている内容でメールを処理します。

 

具体的な設定方法は「DynuのDDNS」や「MyDNS.jpのDDNS」を参照して下さい。

3.SPF認証、DKIM認証、DMARCの確認方法

SPF認証、DKIM認証、DMARCの設定が上手く相手のメールサーバに認識されたか?はGmailにメールを送信すると確認する事ができます。

送られたメールは「受信フォルダ」か「迷惑メール」フォルダに格納されます。

そのメールを開き、画面の右上にあるマークをクリックして「メッセージのソースを表示」を実行します。

下記の表示が出ていれば、この設定に問題がないことが分かります。

 

以上でこのドキュメントの説明は完了です。

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