<目次>
URL変更に対する注意点を記述しています。
プログラムの入手方法を解説しています。
3.「Search-Replace-DB-master」v3.1.0の使い方
V3の使い方を解説しています
4.「Search-Replace-DB-master」v 4.1.1の使い方
V4の使い方を解説しています
V3やV4でDBへの接続が上手くいかない時の対処方法を解説しています。
1.WordPressのURL変更に対する基本知識
1.WordPressの構造とURLの変更対象
WordPressは
①PHPプログラム
②MariaDBに中の「DB」
から構成されています。
ここで解説する「Search-Replace-DB」は「DBの中のURL」が変換対象です。
PHPプログラムの中のURLに対する注意※重要
PHPプログラムを記述する時は、URLのダイレクト記述は避ける事が重要です。
この時に利用するのが下記関数で、これを利用する事により、サイトのURLが変更されても当該プログラムは変更しなくて済みます。
②get_stylesheet_directory_uri()
上記以外にもありますが、上記を覚えるだけで総てのURL記述が関数で行える様になります。
2.DBの中のURLとは?
MariaDBの中には色々なテーブルがありますが、URLは下記テーブルの中に記述されています。
テーブル名 | 内容 |
wp_options |
<サイト全体>
・siteurl:「外観→テーマ」のWordPress アドレスです。
・home :「外観→テーマ」のサイトアドレスです。
<ウィジット関連>メディアにある画像や動画を登録するとここに入ります
・widget_media_image
・widget_media_audio
・widget_media_video
・widget_custom_html等
<外観→カスタマイズ>TOP画像等を登録するとここに入ります。
・theme_mods_my_template等
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wp_posts | <guid列>
固定ページや投稿のURLが格納されています。 <post_content列> 本文の中に画像等へのリンクURLが格納されています。 |
wp_postmeta |
<meta_value列>
投稿、固定ページ・カスタム投稿に付随するデータが格納されています。
またカスタムフィールドのデータもここに格納されています。
|
ここで紹介する「Search-Replace-DB」は、上記の総てのURLを変更してくれる大変便利なパッケージです。
下記にそれらの利用方法を解説します。
2.「Search-Replace-DB」の入手方法
1.下記のサイトにアクセスして下さい。
https://interconnectit.com/products/search-and-replace-for-wordpress-databases/
2.下記の画面が表示されます。
■すべてに✔を付けて下さい。
上記は注意事項です。
総てに✔を付けると、メールアドレスの入力欄が表示されます。
■所定事項を入力し「submit」ボタンを挿入すると、プログラムをダウンロードするメールが送られます。
3.送られてきたメールからプログラムをダウンロードします。
■v3.1.0のファイル名は「Search-Replace-DB-3-1-0-emaildownloads.zip」です。
■v4.1.1のファイル名は「Search-Replace-DB-4.1.1.zip」です。
4.上記の「zipファイル」を「webフォルダ配下」に配置します。
アップロードはWebDAVで登録すると簡単です。
■上記「zipファイル」は、使う時に解凍して、「URL変更するWordPressフォルダ」の中に配置します。
解凍したファイル名は下記になります。
バージョン | フォルダ名 | |
1 | v 3.1.0 | Search-Replace-DB-master |
2 | v 4.1.1 | Search-Replace-DB-4.1.1 |
3.「Search-Replace-DB-master」v3.1.0の使い方
1.「Search-Replace-DB-master」を解凍して「URL変換するWordPressフォルダ」の下に配置します。
変換対象のWordPressのは、下記のフォルダ構成になります。
2.上記プログラムを実行します
https://変更したいサイトのURL/Search-Replace-DB-master
下記のエラー画面が表示されるので条件を修正します。
<修正する手順>
①「localhost」を「127.0.0.1」に変更します。
127.0.0.1は自分自身を指す特殊なIPアドレスです。
②ポート番号「0」を「3307」に変更します。
3307は、MriaDB10を指します。
MariaDB5のDBの場合は「3306」になります。
③修正後、actionにある赤い「update details」ボタンを挿入して下さい。
DBを接続ができると下記メニュが表示されます。
(アクションメニュに「Live run」ボタンが表示されると正常です)
接続が上手くいかない場合はここを参照してください。
<実行する手順>
①「search欄」に「検索するURL」を入れます。
②「replace欄」に「変換するURL」を入れます。
③「Live run」ボタンを挿入し、実行します。
下記の警告メッセージが表示されます。
■上記は準備ができましたか?を聞いてきています。
■OKを実行すると、URL変更が実行されます。
尚、実行後に「delete me」ボタンを実行すると「Search-Replace-DB-master」フォルダが削除されます。
これは必ず実行して下さい.
4.「Search-Replace-DB-master」v 4.1.1の使い方
1.「Search-Replace-DB-4.1.1」を解凍して「URL変換するWordPressフォルダ」の下に配置します。
下位の様なフォルダ構成になります。
2.上記プログラムを実行します
https://変更したいサイトのURL/Search-Replace-DB-4.1.1
下記のエラー画面が表示されるので条件を修正します。
<修正する手順>
①「database name」に「URL変換するDB名」を指定します。
②「port」を「3307」に変更します。
MariaDB5の場合は「3306」になります。
③修正後「Test connection」ボタンを挿入して下さい。
DBを接続ができると下記メニュが表示されます。
(Let’sGoに「Search and replace」ボタンが表示されると成功です)
接続が上手くいかない場合はここを参照してください。
<実行する手順>
①「search欄」に「検索するURL」を入れます。
②「replace欄」に「変換するURL」を入れます。
③「Search and replace」 を実行します。
下記の警告メッセージが表示されます。
■上記は準備ができましたか?を聞いてきています。
■OKを実行すると、URL変更が実行されます。
尚、実行後に「delete me」ボタンを実行すると「Search-Replace-DB-4.1.1」フォルダが削除されます。
これは必ず実行して下さい.
5.DB接続時のエラーの対処法
1.MariaDBの設定を変更します
下記はMariaDB10の例です。MariaDB5も使っている場合は同様に変更します。
①下記のアイコンをクリックします。
■このこのアプリケーションは「ローカルユーザの管理者」でないと起動できません。
LDAPやADの管理者では開けないので、ログインユーザを切替えてください。
②下記画面が表示されます。
■「TCP/IP接続を有効にする」にチェックし適用ボタンを挿入します。