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2021年04月13日

phpMyAdminでSQLファイルをインポートする時のエラーと対策

このサイトのDBのバックアップサイズはいつの間にか150MBになっていました。

参照:mysqldumpでMariaDBを定期的にバックアップする方法 

この様な環境で「All in One SEO」の設定変更を行った時に、このサイトが壊れてしまいました。

 

そこで「phpMyAdmin」を使ってバックアップデータをインポートして復旧を試みましたが失敗しました。

そこで「Hyper BackUP」で「MariaDB 10」をリストアして取りあえずは復旧させました。

しかしこれでは何の為にDB単位でバックアップを取っていたのか?が問題になり「phpMyAdmin」のインポートについて徹底的にテストを行ったので、そこで判った事をここで解説します。

 

1.phpMyAdminのインポートの基本知識

1.インポートできるファイルサイズについて

「phpMyAdmin」のデフォルトのインポートファイルサイズは「32MB」になっています。

これを変更する為には「php.ini」の設定を下記の様に変更する必要があります。

パラメータ デフォルト値 変更値(私の場合)
upload_max_filesize 32M 512M
post_max_size 32M 512M
memory_limit 128M 512M

■各値の関係は
upload_max_filesize post_max_size memory_limit
になります。

 

2.「phpが処理する」タイムアウト時間について

パラメータ デフォルト値(秒) 変更値(私の場合)
max_execution_time 240 0

■0は「制限なし」という設定です。

 

3.「phpMyAdmin」のログイン時間の問題

1~2の設定で「32MB」以上のSQLファイルのインポートは可能になりましたが、もう一つ「phpMyAdmin」の「24分」問題があります。

「phpMyAdmin」のログイン時間のデフォルト時間は1440秒(24分)になっています。

よって、インポートで24分を過ぎると「phpMyAdmin」自体がログアウトしてしまうという問題が発生します。

この設定値は「config.inc.php」の設定値を変更します。

 

4.「phpMyAdmin」がインポート中に割り込みを掛ける問題に対する対応

最後に「phpMyAdmin」はインポート中に割り込みを発生させ、インポート中止する機能があります。

この機能がONになっていると大きなSQLファイルは正常にインポートが完了しません。

そこでインポート画面の設定で、この機能をOFFにします。

 

2.具体的な設定変更方法

1.「php.ini」の設定変更

1.Web Stationを起動します

 

2.現在のPHPファイルを確認します

全般設定を開きます

赤枠の所がphpMyadminが稼動しているPHPファイルになります。

 

3.PHP設定から上記のファイルを開きます

下記画面が表示されます。

■コアと表示されている所が「php.ini」設定になります。

 

4.「コア」タブを開き、設定を変更します

詳細設定画面が表示されます

①検索BOXで「size」で検索して下さい。

post_max_size」と「upload_max_filesize」の所を32MB制限の設定値です。

この値の所をクリックすると変更画面になるので、「512M」等の適当な数字に変更します。

 

②検索BOXで「limit」で検索して下さい。

memory_limit」の所を「512M」等の適当な数字に変更します。

 

③検索BOXで「time」で検索して下さい。

max_execution_time」の所を「0」に変更します。

 

④画面下の「OK」ボタンを挿入して設定を保存します。

保存した段階でWEBサーバが再起動します。

以上で指定したサイズまでのSQLファイルのインポートが時間制限なしで実行可能となりました。

 

2.「phpMyAdmin」の設定変更

ここでは「phpMyAdmin」のログイン時間を「24分」から「1時間」に変更します。

「web」フォルダの下にある「phpMyAdmin」を開いて下さい。

そこにある「config.inc.php」をエディタで開いて下さい。

適当な所に下記を追加して下さい。

$cfg['LoginCookieValidity'] = 3600;

上記はログインタイムアウト時間を3600秒(60分)にするという設定です。

 メモ①

「phpMyAdmin」のデフォルト設定値は、「librariesフォルダ」の中にある「config.default.php」に記載されています。

しかし、このファイルを変更するのではなく「config.inc.php」にパラメータを記述すると、デフォルト値を更新する事ができます。

よって上記の設定は「config.default.php」の設定値が24分の物を「config.inc.php」で1時間に変更したという事になります。

 

 メモ②

上記で「config.inc.php」をカスタマイズしましたが、Synologyのパッケージは定期的にバージョンUPがあります。

上記で修正した「config.inc.php」ファイルは「phpMyAdmin」がバージョンUPされるとデフォルトに戻りますので、その時は再度、設定し直す必要があります。

 

また上記を変更した結果、下図の様なエラーメッセージがでた場合は、下記のドキュメントを参照してください。

phpMyAdminのパーミッションエラー対策

 

3.インポート時の設定

「phpMyAdmin」のインポート画面に入り、インポートファイルを指定します。

また下記の「部分インポート」のチェックを外して、実行して下さい。

以上で512M以下のSQLファイルのインポートが可能になります。

 メモ

上記の「部分インポート」のデフォルトを「チェックなし」にする場合は、「設定→インポート」画面で「部分インポート」の所の✔を外すとデフォルトが割り込みなしになります。

ミスを防ぐ為にも、デフォルトを変更する事をお勧めします。

以上でこのドキュメントの説明は完了です。

関連ドキュメントはメニュの「Synologyタブ」か下記の関連記事一覧から探して下さい。

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