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2022年09月02日

Synologyの仮想ホスト機能を使って2台目のWebサーバを立ち上げる方法

私は「正式なWebサーバ」と「開発用のWebサーバ」を2台運用しています。

しかしインターネット回線は1つなので、

■80/443は「正式なWebサーバ」

■「開発用のWebサーバ」には新たなポート番号

を設定し、両方のWebサーバが使える様にしています。

ここではそのやり方を解説します。

1.事前知識

まず始めにブラウザからのアクセスとポート番号の関係を理解して下さい。

このサイトのドメイン名は「nw.myds.me」です。これを

http://nw.myds.me

ポート番号:80でアクセスがきます。

https://nw.myds.me

ポート番号:443でアクセスがきます。

③https://nw.myds.me:8443

ポート番号:8443でアクセスがきます。

すなわちブラウザはポート番号を指定した場合はそのポート番号、指定しない場合は「http」と「https」でポート番号を切り替える仕様となっています。

 

そこでこれを利用して2台目のWebサーバを立ち上げる事ができます。

しかしこのやり方は「DSM6系」と「DSM7系」でやり方が異なります。

下記にOS別にやり方を解説します。

2.DSM6系の場合

DSM6系では「日本語WordPress」、「phpMyadmin」、「WordPresパッケージ」等の総てのWebアプリケーションが「Webフォルダ配下」で管理されていました。

よって開発用サーバの「Web Station」に1つの設定を加えるだけで利用できます。

1.仮想ホストの設定

1)下記のアイコンをクリックしてください。

2)仮想ホスト画面を開きます

■「作成」ボタンを挿入します。

3)表示された画面に情報を入力します。

①「ポートベース」に✓を付けます。

②「HTTPS」に✓を付け、ポート番号を指定します。

上記の例では「8443」を指定しています。

このポート番号は必ずルータの中に定義し、転送先サーバをこのサーバにします。

③「参照」ボタンを挿入して「web」フォルダを選択して下さい。

このフォルダの中に「日本語WordPres」、「phpMyAdmin」、「WordPressパッケージ」があります。

④「HSTS」「HTTP/2」に✓を付けます。

HSTS:ブラウザにhttpsで通信することを求めます。

HTTP/2:ブラウザに「HTTP/2」プロトコールで通信する事を求めています。

⑤「バックエンドサーバ」と「利用するPHP」を選択します。

⑥OKを挿入すると仮想ホストが作成されます。

4)下記画面が表示されます。

 

2.アクセス方法

・phpMyAdminの場合

https://貴方のDDNS:8443/phpMyAdmin

・日本語WordPressの場合

https://貴方のDDNS:8443/フォルダ名

・WordPressパッケージの場合

https://貴方のDDNS:8443/wordpress

 

3.DSM7系の場合

DSM7系では

・日本語WordPress

Webフォルダ」の下に配置されます。

・phpMyadmin、WordPresパッケージ

web_packagesフォルダ」の下に配置されます。

に変更になりました。

よって「80/443」以外のポート番号でアクセスする場合は

・日本語WordPress用

・phpMyAdmin用

の様に複数定義する必要があります。

 

1)下記のアイコンをクリックしてください。

2)表示された画面の左ペインにある「Webサービスポータル」を選択します。

上記画面は「Web Station」と「phpMyAdmin」をインストールした後の画面です。

デフォルトサーバ

ポート番号「80/443」が来たら「Webフォルダ」を見に行きなさいという設定になります。

又、この中に「バックエンドサーバ」と「利用するPHP」が定義されています。

phpMyAdmin

phpMyAdminのアクセスが来たら「web_packagesフォルダ」を見に行きなさいという設定になります。

又、この中にアクセスするエイリアスを何にするかが定義できます。

3)上記画面の「作成」ボタンを挿入すると下記メニュが表示されます

上記メニュの解説です。

メニュ 解説
仮想ホスト 2.DSM6系の場合と同じやり方でwebフォルダへのアクセスを「80/443」以外のポート番号に変更する事ができますが、次のメニュの「デフォルトサーバの代替ポータル」を利用する方が簡単です。
デフォルトサーバの代替ポータル 一覧にある「ディフォルトサーバ」の「80/443」を置き換えるポータルです。
パッケージサーバポータル 一覧にある「phpMyAdmin」や「WordPressパッケージ」を「80/443」以外のポート番号で使う時に利用します。

以上、仕組みが判ったので具体例を下記に説明します。

 

1.デフォルトサーバの代替ポータルを定義する。

作成→「デフォルトサーバの代替ポータル」を実行します。

■HTTPSのポート番号を「9443」に設定しています。

このポート番号は必ずルータの中に定義し、転送先サーバをこのサーバにします

■HSTSに✓を付けています。

HTPS:ブラウザにhttpsで通信することを求めています。

作成」ボタンを挿入すると下記のポータルが作成されます。

以上で設定が完了しました

<アクセス方法>

https://貴方のDDNS:9443/WordPressフォルダ名

 

2.パッケージサーバポータルでphpMyAdminのアクセス方法を変更する。

作成→「パッケージサーバポータル」→「phpMyAdmin」を実行します。

■ポータルタイプは▼から「ポートベース」を選択します。

■HTTPSに✓を付けポート番号を指定します。

上記の例では「9442」にしました。

このポート番号は必ずルータの中に定義し、転送先サーバをこのサーバにします。

■HSTSに✓を付けます・

HTPS:ブラウザにhttpsで通信することを求めています。

作成」ボタンを挿入すると下記のポータルが作成されます。

■「9442」でアクセスが来ると、デフォルトポータルのphpMyAdminを実行する設定になりました。

<アクセス方法>

https://貴方のDDNS:9442

 

以上でSynologyのWebに80/443以外のポート番号が利用できるようになった筈です。

 

以上でこのドキュメントの説明は完了です。

関連ドキュメントはメニュの「Synologyタブ」か下記の関連記事一覧から探して下さい。

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