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2020年05月24日

Synologyに固定IPアドレスを設定する

SynologyのNASのセットアップ方法でDSMがインストールされましたが、NASサーバのIPアドレスはDHCPから自動的に割り当てられたIPアドレスが使われています。(下図サンプルネットワーク図参照)

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一般的にはNTT等の光回線を引き込んだ場合はインターネットルータにDHCP(Dynamic Host Configuration Protocol)サーバの機能があり、ここにIPアドレスを要求した結果、割り振られたIPアドレスが振られている状態になっています。

しかし今の状態はサーバを再起動した時に同じIPアドレスが割り振られるか?は保証できない為、上図のネットワーク機器、サーバ及びプリンター等は固定のIPアドレスを割り振る必要があります。

そこで下記にサーバに固定のIPアドレスを割り当てる方法を解説します。

 

1サーバ名とDNSサーバの設定

1)コントロールパネルのネットワークを起動してください。

 

2)下記画面が開きます。

ネットワーク設定の上段にあるタブの機能概略を下記に記載します。

タブ 解説
全般 ※重要 サーバ名、デフォルトゲートウェイ、プロキシーサーバの設定を行うタブ
ネットワークインターフェイス※重要 ネットワークのIPアドレス等の設定を行うタブ
トラフィックコントロール アプリケーション毎にトラフィック量をコントロールする為のタブ
スタティックルート 管理者が宛先ネットワークへの最適なルートを手動で設定する為のタブ
DSM設定 ※重要 DSM(DiskStation Manager)にアクセスするポート番号等を設定するタブ

 

3)全般タブの設定

全般タブでは下記を設定します。

①サーバ名

サーバ名は任意名称を記述して下さい。

 

②DNSサーバの手動設定※重要

DNSサーバを手動設定に✔を付け下記を設定して下さい。

■優先DNSサーバ:8.8.8.8

■代替DNSサーバ:4.4.4.4

適用ボタンを挿入してサーバ名とDNSサーバ設定を確定させてください。

­ ­メモ

上記のIPアドレスはGoogleが提供しているDNSサーバのアドレスです。

DSMが外部をアクセスする時に名前解決に利用します。

特にこのサーバがADの配下に入った場合はこのアドレスを利用するので必ず設定して下さい。

 

2.ネットワークインターフェイスタブでIPアドレスを設定する

1)ネットワークインターフェイスのタブをクリックして下さい。

LAN1を選択して『編集』ボタンを挿入します。

 

2)表示された画面にIPアドレスを指定して『OK』ボタンを挿入する。

「手動で設定する」を選択し、IPアドレスを入力します。

『OK』ボタンを挿入するとサーバが再起動されて、新しいIPアドレスでログインされます。

­ ­固定IP設定の参考情報

上記のサンプルではゲートウェイが192.168.1.1ですが赤字の1がセグメントになります。
ネットワークを構成する場合は同一セグメントで定義する必要がある為にサーバのIPアドレスは192.168.1.2~192.168.1.255の範囲で設定する必要があります。

ネットワーク機器には固定IPを割り振りたい物と、自動(DHCP)で割り振りたい物があります。

そこでネットワークのIPの領域を2つに別ける必要があります。

私の自宅のインターネットルータはNTT東日本のPR-S300NEを使っており、このルータの『詳細設定➡DHCPv4サーバ設定』でDHCPの範囲を下記の様な設定にしています。
 ・開始IPアドレス:192.168.1.11
 ・割り当て個数:100
よって固定IPは0~10、112~255になり、サーバの固定IPはこの範囲の中から選択しています。

 

3.DSM設定タブでポート番号の設定を行う

1)再度、コントロールパネル➡ネットワーク設定でDSM設定のタブをクリックしてください。

HTTPのポート番号が5000に設定されている為にDSMのアクセスは下記になります。
http://192.168.1.×××:5000
 

SynologyのNASはWebサーバを始めとする各種のアプリケーションを同一ハードの中に構築することができます。
この場合どのアプリケーションを呼び出すのか?を指定するのがポート番号で、5000ならばDSM(DiskStation Manager)が呼ばれることになります。

具体的にSynologyがどの様なポート番号(アプリケーション)がデフォルトか?は、下記URLを見てください。
https://www.synology.com/ja-jp/knowledgebase/faq/299

よってDSMのデフォルトのポート番号を変更する場合は上記を参考にして決めてください。
私はDSMのセキュリティ向上の為にこのDSMのポート番号は変更しています。

­ ­DSM設定の参考情報

ブラウザから普通にアクセスするプロトコールがHTTPになります。
一方HTTPSはSSLでHTTP通信を暗号化する方法で、これを利用する為にはSSL証明書が必要になります。
今まではこのSSL証明書は有償だったのでホームサーバは特殊な場合を除いては自署証明書(通称おれおれ証明書)が一般的でした。
しかし2015年から無償でSSL証明書を発行する機関がでてきてSynologyもこれをサポートしました。

これを利用するとWebDAV接続でリモートからでもNASサーバのファイルをローカルファイルの様に使うことができる様になったり、セキュリティ的にも格段に向上します。

SSL証明書の取得は下記URLを参照してください。

 ­Let’s Encryptの無償のSSL証明書の取得方法

以上で、サーバのIPアドレスが決まりました。

以上でこのドキュメントの説明は完了です。

関連ドキュメントはメニュの「Synologyタブ」か下記の関連記事一覧から探して下さい。

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