私の自宅は2019年末に「IIJMIO光」から「so-net光プラス」に変更しました。
その結果、外部からWebサーバにアクセス出来ないという障害が発生しました。
下記にその時に取った対策を解説します。
結論は下記の2つです。
①so-net光プラスに電話して「V6プラス」を解約した。
②プロバイダとの接続設定は「接続設定1」を使う
しかし何故、そうなるか?を下記に解説していきます。
1.V6プラスとは
V6プラスの前にNTT光の仕組みを理解しましょう。
NTT光でインターネットに接続する基本は下記になります。
①NTTからNTT光(フレッツ)を借りる
自宅とNTTの局舎間を光回線でつなぎます。
これで光電話が使える様になります。
②インターネットプロバイダを選択し、契約します。
インターネットプロバイダは自社でインターネット接続の機器を用意しています。
この機器を経由する事でインターネットに接続できるようになります。
以上が基本です。
ここに「光コラボレーション事業者」が登場します。
この事業者は上記の①②に加えて独自のサービスを追加する事業者で、ここに頼むと契約窓口は1本でひかり電話からインターネット接続も使える様になります。「IIJMIO光」も「so-net光プラス」も「光コラボレーション事業者」です。
次に「V6プラス」です。「V6プラス」は全然別の業者が提供するインターネット接続サービスです。
よって「光コラボレーション事業者」にとってはお客様が「V6プラス」でインターネットに接続してくれれば自分達の設備を使わなくて済むので積極的に進める傾向にあります。
「V6プラス」はIPv6接続を介したIPv4接続を行う為に高速通信が可能になりますが、この接続方式はWEBサーバが利用する80番、443番ポートが使えない為、「V6プラス」だと自宅内にあるWEBサーバが外部からアクセスできなくなるという大問題が発生します。
そこで自宅にWEBサーがある場合は「光コラボレーション事業者」に連絡して「V6プラス」は止めてくれ!と連絡する必要があります。
メモ
v6プラスを止めるという事はコラボ事業者の本来の姿に戻す事なので、余計に費用が発生する等はありません。
また解約しなくても、ルータに特別な方法でログリンする事でこの機能をOFFにする事も出来ますがここではこの説明は割愛します。
緊急対応としてコラボ事業者が教えてくれると思いますが・・・
<V6プラスになっているか否かの確認方法>
V6プラスの設定になっていると下記画面がグレーアウトされ自分でPPPoEの設定できなくなっているので、これで判断して下さい。
2.プロバイダとの接続は接続設定1を使う
私の自宅の光回線の接続装置はNTTの「PR-S300NE」です。
光回線を契約するとプロバイダのインターネット接続装置に接続するIDとハスワードが提供されます。
それを下記画面の接続設定1の画面に入力すると、インターネットに接続する事が可能になります。
注意点1
必ず接続設定1を使う。
接続設定2を使うと外部への接続は可能ですが、外部から自宅にアクセスする場合のポート転送機能が使えません。
よってWEBサーバ等がある場合は、必ず接続設定1で設定して下さい。
注意点2
設定変更を行った場合は、必ず「保存」をして下さい。
保存をしていなくても、ルータの電源が落ちなければ問題ありませんが、停電等が発生しルータが再起動すると以前の設定情報で立ち上がる為に、新たに設定した内容が消えてしまいます。
注意点3
NTTの「PR-S300NE」の接続先設定画面の仕様は下記になります。
①接続先ユーザ名とパスワードを登録すると、接続先設定画面でチェックBOXが選択可能になります。
②どの接続先を使うか?は接続先を指定し、接続先設定画面の下にある「設定」ボタンを挿入します。
③接続先が使える様になったら、「接続」ボタンを挿入します。
以上で指定した接続先で接続が実行されます。