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フォトステーション

Snology Photosに共有フォルダを作成する方法

Snology Photosに共有フォルダを作成する事ができるのはDSM管理者だけです。

1.共有フォルダの作成方法

1.Synology Photsに①又は②でアクセスし、ログインする

下記でアクセスするためにはアプリケーションの起動方法を参照してください。

https://貴方のドメイン名/photo

https://QuickConnect.to/貴方のQ-ID/photo

表示された画面にIDとパスワードを入れて「Synology Phots」にログインします。

 

2.画面の右上にあるメニュをクリックします。

■上記のメニュをクリックすると下記メニュが表示されます。

■設定をクリックします。

3.共有スペースタブを開きます。

設定メニュが表示されます。

■「共有スペースを有効にする」ボタンを挿入します。

 

4.共有スペースの設定を行います。

1)利用するユーザやグループを設定する

■上記の「アクセス権限の設定」ボタンをクリックします。

①「」を挿入し、ユーザ又はグループを選択します。

②「」を挿入し、アクセスレベルは「カスタム」を選択します。

③「」ボタンを挿入して追加を実行します。

下記が複数のユーザを追加した事例です。

■ポイントはAさん、Bさん・・・とDSMユーザグループを追加します。

2)その他の設定

①「共有スペースのrootフォルダでゲストが写真やビデオを見る事ができる様にする」に✓を付ける事ができます。

上記は「photo」直下の写真をインターネットユーザに見せるか否かの設定です。しかしこの写真はダウンロードはできません。

上記以外にフォルダをインターネットに公開するか否かの設定もできます。

この場合はダウンロードを許可する/許可しないの設定ができます。

②「共有スペースの人々アルバムを有効化」に✓を付ける事ができます。

アルバムとはフォルダに登録された写真をどの様に見るか?という設定でデフォルトで「場所」アルバムが作成されます。これに加えて「人々」でも分類するか?の設定になります。しかしこの機能を利用するとかなりCPUリソースが使われます。

以上を設定したら画面の下にある「保存」ボタンを挿入します。

 

画面に個人スペースと共有スペースのり替えボタンが追加されます。

 

2.共有スペースにフォルダを追加する

1.共有スペースを選択します。

2.フォルダを追加します。

を挿入しフォルダ名を入力して「OK」ボタンを挿入します。

フォルダ名が表示されます。

 

3.フォルダのアクセス権を設定します。

1)「All Photos」をクリックし、属性を変更したいフォルダを選択します。

2)メニュをクリック(上図の③)すると下記メニュが表示されます。

■「フォルダ許可を設定する」をクリックします。

 メモ

名前の変更は作成したフォルダ名を変更する時に利用します。

フォルダカバーの変更はフォルダに表示する写真を変更する時に利用します。

写真リクエストのリンクを作成するは作成したフォルダに写真を登録する依頼をする時に利用します。

3)フォルダの許可属性を設定します。

下記事例はDSMユーザ間で写真を共有する時の設定です。

①プライバシ設定

下記の種類があります。

種類 解説
フルアクセス権を持つユーザのみがアクセス可能 DSM管理者の時に指定します
プライベート・招待された人のみがアクセスできます DSMユーザの時に指定します。

誰が管理者か?誰にアクセス権を与えるか?を指定する必要があります

パブリック・リンクを持つ誰でも閲覧可能 インターネットユーザに公開する時に指定します。

写真のダウンロードはできません。

パブリック・リンクを持つ誰でもダウンロード可能 インターネットユーザに公開する時に指定します。

写真のダウンロードを許可します。

②③④プライベートの時のアクセスできる人を設定します。

下記の種類があります。

種類 解説
閲覧者 このフォルダの写真が見れる人をグループで指定します。
ダウンローダ このフォルダの写真をダウンロードできる人をグループで指定します。
アップローダ このフォルダに写真をアップロードできる人をグループで指定します。
マネージャ このフォルダの管理者を指定します。

このフォルダにサブフォルダの作成や削除ができます。

総ての子フォルダにプライバシ設定を適用します。

✓を付けます。

4)設定事例

①Aさん用の共有フォルダ

プライバシ設定:プライベート・招待された人のみがアクセスできます

Aさん:マネージャ

DSM一般ユーザグループ:ダウンローダ

②Bさん用の共有フォルダ

プライバシ設定:プライベート・招待された人のみがアクセスできます

Bさん:マネージャ

DSM一般ユーザグループ:ダウンローダ

③DSMユーザ用フォルダ

プライバシ設定:プライベート・招待された人のみがアクセスできます

DSM管理者グループ:マネージャ

DSM一般ユーザグループ:ダウンローダ

④インターネット公開フォルダ

プライバシ設定:パブリック・リンクを持つ誰でもダウンロード可能

⑤インターネット公開フォルダ

プライバシ設定:パブリック・リンクを持つ誰でも閲覧可能

⑥インターネット公開写真

 

3.見え方

1.インターネットユーザ

■山梨旅行フォルダの写真だけがダウンロードできますが、その他の写真はできません。

2.DSM一般ユーザ

■Aさんはスマホ(Aさん)フォルダに写真の追加/削除等ができます。

■Bさんはスマホ(Bさん)フォルダに写真の追加/削除等ができます。

写真の追加等の操作方法は「スマホ写真をSynology Photosにバックアップして共有する方法」を参照してください。

 

関連ドキュメントは「Synology Photosの関連ドキュメント」を参照してください。

スマホ写真をSynology Photosにバックアップして共有する方法

スマートデバイスの写真を「Synology Photos」に自動バックアップする事ができます。

登録先は「home」フォルダの中の「Photo」フォルダになります。

1.スマホの写真/ビデオをバックアップする

1.Google Play/App Storeから「Synology Photos」をダウンロードする。

下記アイコンが追加されます。

2.上記アイコンをクリックします。

①下記画面が表示されます。

■「承認」ボタンを挿入します。

②サインイン画面が表示されます。

■アドレスまたはQuickconnect ID

コントロールパネル→外部アクセスにあるQuickconnect IDで指定するのがお勧めです。

■アカウントとパスワードを入力して「サインイン」ボタンを挿入します。

③画像バックアップ画面が表示されます。

■「画像バックアップを有効にする」ボタンを挿入します。

④写真メディアへのアクセス許可画面が表示されます。

■「許可」ボタンを挿入します。

⑤バックグラウンド実行の確認画面が表示されます

■「了解」ボタンを挿入します。

⑥常時実行の許可画面が表示されます。

■「許可」ボタンを挿入します。

⑦バックアップの設定画面が開きます

■バックアップルール

設定で「総ての写真をバックアップ」を選択すると総ての写真をバックアップします。

バックアップ後は「新規に追加された写真やビデオ」だけが自動バックアップ対象になります。

よってサーバの写真の整理やスマホのデータ削除は他方には影響しません。(同期ではないため)

■アップロード設定

・Wi-Fi専用:スマホが自宅や社内にある時だけバックアップタスクが稼働します。

・写真のみ:これをチェックするとビデオがバックアップ対象から外れます。

・充電のみの場合:これに✓を付けるとiOSが淳伝している時だけバックアップタスクが稼働します。

■「完了」ボタンを挿入するとバックアップが開始されます。

以上でスマホで撮影した写真やビデオが自動でサーバにバックアップされるようになります。

 

2.バックアップした写真を共有フォルダに移動する

個人フォルダにバックアップされたスマホ写真は他のDSMユーザから見る事はできません。

DSMユーザ間で写真を共有する為にはこれらの写真を個人ホルダから共有フォルダに移動させる必要があります。

ここではこの移行方法を解説します。

共有フォルダの作成方法は「Synology Photosで写真を共有する方法」を参照してください。

ここでは個人フォルダにある写真を共有フォルダに移動させる方法を解説します。

1.Synology Photsに①又は②でログインする

下記でアクセスするためにはアプリケーションの起動方法を参照してください。

https://貴方のドメイン名/photo

https://QuickConnect.to/貴方のQ-ID/photo

2.個人スペースを選択します。

■「」をクリックし表示されたメニュから「個人スペース」を選択します。

3.表示方法を「タイムライン」表示に切り舞える

スマホの写真をバックアップするとフォルダ表示は階層が深いフォルダで表示されます。

これでは操作性が悪いので下記アイコンで「タイムライン表示」に切り替えます。

アイコン 説明
タイムライン表示に切り替える
フォルダ表示に切り替える

4.移動させる写真を選択する

■日付の前を✓すると、その日の総ての写真が選択されます。

■個々の写真を選択すると選択のON/OFFが切り替えられます。

5.選択した写真を共有フォルダに移動させます。

■下段のメニュをクリックすると表示されるメニュから「移動先」を選択します。

下記画面が表示されます。

■「」をクリックすると表示されるメニュから「共有スペース」を選択します。

フォルダ一覧が表示されます。

自分が権限を持っているフォルダを選択すると下記画面に変わります。

■写真を入れるフォルダが無い場合は、右上のメニュで新規作成します。

■フォルダを選択し「移動」ボタンを挿入すると個人フォルダの写真が共有フォルダに移動されます。

 メモ

個人フォルダからの選択は「移動」と「コピー」があります。

「コピー」の場合はどの写真を共有スペースに移動したかが判らなくなるので「移動」で個人フォルダには基本的に移動してない写真だけがある状態の方が間違いがないと思います。

 

関連ドキュメントは「Synology Photosの関連ドキュメント」を参照してください。

Synology Photosの基本を理解する

Synology Photosパッケージを利用するとスマホやデジカメで撮影した写真やビデオをNASサーバの中に保管し、色々な人と共有する事が可能になります。

1.Synology Photosのインストール

2.アプリケーションの起動方法

3.Synology Photosの写真の登録場所

4.Synology Photosの画面を覚える

5.写真のアップロード方法

 

1.Synology Photosのインストール

パッケージセンタの「マルチメディア」にある「Synology Photos」をインストールすると下記アイコンが追加されます。

このパッケージは「Node.js V12」と「Synology アプリケーションサービス」を利用しており、これらがインストールされてない場合は「Synology Photos」のインストール時に自動インストールされます。

 

尚、iPhone、iPADでは独自の「.HEIC(写真)」、「.HEVC(動画)」ファイルが利用されています。

これらのファイルを「Synology Photos」に読み込む場合は、パッケージセンタの「マルチメディア」にある「Advanced Media Extention」をインストールする必要があります。

インストールすると下記アイコンが追加されます。

以上で「Synology Photos」を利用する環境が整いました。

 

2.アプリケーションの起動方法

Synology PhotosはWebアプリケーションで起動方法には下記の2種類ががあります。

①DSMにログイン後「Synology Photos」アイコンをクリックする。

②ブラウザからURLで「Synology Photos」を起動する。

 

ここではブラウザからURLで直接「Synology Photos」を起動する方法を解説します。

1.コントロールパネルの「ログインポータル」をクリックします。

 

2.アプリケーションタブからSynology Photosの編集画面を開く

■「アプリケーションタブ」の中の「Synology Photos」を選択し「編集」ボタンを挿入します。

 

3.エイリアスの「photo」を指定します。

■ログイン画面の背景やタイトルを編集する場合は「編集」ボタンを挿入して編集します

■エイリアスに「photo」を指定します。

起動方法に下記の2つがあります。

https://貴方のドメイン名/photo

https://QuickConnect.to/貴方のQ-ID/photo

 

3.Synology Photosの写真の登録場所

写真が登録される場所には下記の2つがあります。

①個人の写真/ビデオが登録される場所

homesフォルダの中の個人フォルダに作成される「photo」フォルダに登録される写真/ビデオです。

ここに登録された写真はDSMユーザ本人だけが操作可能で、DSM管理者でもこれを見る事はできません。

 メモ

但し、DSM管理者は「Synology Photos」ではなく「File Station」で「homes」フォルダの中にある各個人の「photo」フォルダを操作する事は可能です。

個人の写真の使い方は「スマホの写真やビデオの自動バックアップ方法」を参照してください。

 

②DSMユーザ間で共有する写真/ビデオが登録される場所

共有フォルダの「photo」フォルダに登録される写真/ビデオです。

このフォルダの作成はDSM管理者だけが操作できます。

ここに登録された写真やビデオは家族や社員で共有する事ができます。

また「photo」フォルダ直下の写真や特定フォルダだけをインターネットユーザに公開する事もできます。

共有フォルダの使い方は「Snology Photosに共有フォルダを作成する方法」を参照してください。

 

4.Synology Photosの画面を覚える

1.Synology Photos画面

①メニュ

プロファイルの設定/設定/サインイン/サインアウトが操作できます。

②個人スペース/共有スペースの切り替え

▼ボタンを挿入する事により個人スペース/共有スペースの切替ができます。

③写真操作

表示する写真を操作する各種のアイコンがあります

アイコン 説明
サムネールサイズの切替(小中大)
フォルダの作成、アクティブなフォルダへの写真のアップロード
写真の表示順番の変更
タイムライン表示への切替(日時順に写真を表示します)
フォルダ表示への切替(フォルダ順に写真を表示します)
スライドショーの実行/写真リクエスト操作
フィルタ情報の表示

④写真/アルバム/共有切り替え

アルバムとは?

写真はフォルダの中に登録されていますが、それをどの様に見せるか?がアルバムになります。

アルバムの種類 説明
人々 「メニュ→設定」で人々アルバムを作るか?に✓を付けるとSynologyは人の画像を自動判別して人々単位のアルバムを作成してくれます。

これが表示されるまではかなり時間が掛かりますし、CPUリソースもかなり称します。

場所 写真が持っている場所情報別に写真を分類してくれます。
タグ 個々の写真にタグ(荷札)を設定する事ができます。

このタグ別に写真を分類してくれます。

ビデオ ビデオだけを抽出したアルバムを作成してくれます。
最近の追加 最近追加された写真をアルバムにしてくれます。
任意のアルバム マニュアルで選択した写真をアルバムにする事ができます。

また選択条件を指定したアルバムも作成できます。

共有とは?

DSMユーザ間、DSMユーザ以外(友達)と写真を共有したい場合は写真を選択してそれ専用のURLを作成します。

このURLをメール等で友達に送るとそのURLから特定の写真を共有する事ができます。

共有タブはそれらの共有した情報を管理するタブになります。

 

2.写真の選択画面

フォルダを選択し表示された写真を選択すると「画面上にメニュ」が表示されます。

①画面に表示されるメニュ

アイコン 説明
選択した写真をDSMユーザや知人と共有したい時にクリックします。

選択した写真を新規アルバムや既存アルバムに追加する時にクリックします。
選択した写真をダウンロードする時にクリックします。
選択した写真を削除する時にクリックします。
選択した写真を移動/コピー/タグ追加/評価追加/日時編集する時にクリックします。

 

3.写真の表示画面

写真をクリックすると下図のような写真を操作するJavascriptライブラリが起動されます。

①メニュの種類

アイコン 説明
表示している写真を共有する時にクリックします。
表示している写真を拡大/縮小する時にクリックします。
表示している写真の説明/タグ/日時を編集する時にクリックします。
表示している写真を削除する時にクリックします。
表示している写真の移動/コピー/

 

5.写真のアップロード方法

Synology Photosの基本は個人フォルダへのスマホ写真のバックアップです。

よってスマホのデータはSynologyサーバに自動バックアップされます。

利用方法は「スマホの写真やビデオの自動バックアップ」を参照してください。

 

しかしこれでは写真情報を家族や会社で共有はできません。

 そこに登場するのが共有フォルダを利用した写真共有です。

利用方法は「Snology Photosに共有フォルダを作成する方法」を参照してください。

 

以上でスマホの写真は収集できるのですが、デジカメのデータはどの様にアップロードするか?がここでの説明になります。

①Synology Photsのメニュで行う

パソコンにデジカメのSDカードを挿入し下記のSynology Photsのメニュでアップロードします。

アイコン 説明
フォルダの作成、アクティブなフォルダへの写真のアップロード

 

②WebDAVでPhotoフォルダを開いて、その中に写真をコピーする。

パソコンにデジカメのSDカードを挿入し、Photoフォルダの所定場所にコピーします。

この方法は「ローカル」環境でも「リモート」環境でも操作可能でアップロードできる単位は「フォルダ」でも「ファイル」でもOKです。

WebDAVアクセスについては下記URLを参照してください。

­ ­Synology NASをWebDAVでアクセスする方法

 

推奨はWebDAV接続です。これが一番早く写真をアップロードできます。

 

関連ドキュメントは「Synology Photosの関連ドキュメント」を参照してください。

「Synology Photos 」と「Photo Station」の違いとは

Synologyの写真アプリはDSM7になってから大きく変わりました。

DSM6:「Photo Station」と「Moments」がありました。

 

DSM7:「Synology Photos」だけになりました。

DSM7の「Synology Photos」は「Photo Station」と「Moments」の後継ソフトです。

しかし名称が変わった事により考え方も大きく変ったので、ここでは違いについて解説します。

1.変わらない事

2.Photo StationとSynology Photosの違い

3.Synology Photosの関連ドキュメント

4.Photo Stationの関連ドキュメント

 

1.変わらない事

写真を保存するフォルダには下記の2種類があります。

これは「Photo Station」「Synology Photos」で変わりません。

①共有フォルダにある「photo」フォルダ

・DSMユーザ間で共有する写真集

・インターネットに公開する写真集

として利用します。

②「homes→ユーザ」フォルダの中にある「photo」フォルダ

スマホの写真をバックアップするフォルダとして利用します。

 

2.「Photo Station」と「Synology Photos」の違い

1.Photo Station

管理者IDで「Photo Station」をインストールすると「共有フォルダにphotoフォルダ」が作成されます。

次に「Photo Station」を起動します。

①フォルダの作成で「公開フォルダ」を作成した場合

登録された写真やビデオは「インターネットに公開する写真集」になります。

②フォルダの作成で「個人フォルダ」を作成した場合

登録された写真やビデオは「DSMユーザ間で共有する写真集」になります。

また「DSMユーザ」でなく「Photo Stationの独自アカウント」も利用できます。

 

DSMユーザの「Photo Station」画面から「個人用のPhoto Station」の利用宣言をすると「homeフォルダ」に「photoフォルダ」が作成され、ここにスマホの写真のバックアップを取得する事ができます。

 

2.Synology Photos

管理者IDで「Synology Photos」をインストールします。

この段階では共有フォルダや個人フォルダに「photo」フォルダは作成されません。

 

DSMユーザや管理者が「Synology Photos」の起動後、利用宣言をすると「homes→ユーザフォルダ」に「photoフォルダ」が作成されます。

ここにスマホの写真をバックアップする事ができます。

 

DSM管理者はユーザアイコンメニュから「共有スペースを有効にする」を実行すると共有フォルダに「photoフォルダ」が作成され「DSMユーザ間で共有するフォルダ」や「インターネットに公開するフォルダ」の作成ができる様になります。

しかしインタネットに公開する為に機能は「Photo Station」よりはかなり劣ります。

 

 結論

[Photo Station]と[Synology Photos]の違いは下記になります。

・Photo Stationでは「共有の写真集」がメインで「個人の写真集も作れる」という考え方

・Synology Photosでは「個人の写真集」がメインで「共有の写真集も作れる」という考え方

 

以上の事から「Photo Station」をDSMユーザ間での写真集として使っている限りでは「Synology Photos」に移行可能です。

しかし「Photo Station」を独自のアカウントシステムで利用していたり、本格的な公開写真集として利用していた場合は「Synology Photos」に移行できません。

この場合はDSM6で「Photo Station」で利用し続ける必要があります。

 

3.Synology Photosの関連ドキュメント

ここでは「Synology Photos」に関する関連ドキュメントを紹介しています。

このアプリケーションを利用するとスマホやデジカメで撮影した写真をNASサーバの中に保管をして色々な人と共有する事が可能になります。

下記文書ではDSM7の「Synology Photos」の基本操作と用語を解説しています。

Synology Photosの基本を理解する

 

下記文書では個人フォルダの設定方法を解説しています。

スマホ写真をSynology Photosにバックアップして共有する方法

 

下記文書では共有フォルダの設定方法を解説しています。

Snology Photosに共有フォルダを作成する方法

 

4.Photo Stationの関連ドキュメント

ここでは「Photo Station」に関する関連ドキュメントを紹介しています。

このアプリケーションを利用するとスマホやデジカメで撮影した写真をNASサーバの中に保管をして色々な人と共有する事が可能になります。

下記文書ではDSM6の「Photo Station」の基本操作と用語を解説しています。

 ­Photo Stationの基本を理解する

 

下記文書では特定の人達で写真情報を共有する方法を解説します。

­ ­Photo Stationの写真を特定の人達で共有する方法

 

下記文書では誰でもアクセスできる写真WEBサイトを構築する方法を解説します。

あわせてウォータマーク機能やブログ機能もを解説しています。

­ ­Photo Stationの写真を公開WEBサーバとして利用する方法

 

Photo Stationは基本のもの以外に、DSMユーザ個々が「Photo Station」を持つことができます。

ここでは個人用Photo Stationの作成方法を解説しています。

­ ­個人用Photo Stationとは

 

Photo Stationではスマートデバイス用に「DS Photo」アプリケーションを提供しています。

ここでは「DS Photo」の基本操作を解説しています。

­ ­DS Photoの基本を理解する。

 

スマホで撮影した写真を自動的にアップロードする方法を解説しています。

­ ­スマホ写真をPhoto Stationに自動アップロードする方法

 

ここではPhoto stationを使った時に発生した障害と対策方法を解説しています。

­­ ­SynologyのPhoto Stationの障害対策

Photo Stationの写真を公開WEBサーバとして利用する方法

 メモ

DSM6まで使われていた「Photo station」はDSM7で廃止になりました。

よってこのドキュメントはDSM6の「Photo station」の利用方法になります。

 


「Photo Station」を公開WEBサイトとして運用するポイントは下記だけです。

アルバムを公開アルバムで作成する

これでURLを知っている人は自由にこのサイトにアクセスできます

 

更に、このサイトを「検索エンジンにインデックスさせる」設定に✔を入れるとGoogleがインデックスしてくれるようになるので、Google等の検索エンジンからこのサイトを訪問する人が増えます。

 

尚、下記設定を行う前に下記URLは必ず参照してください。

 ­Photo Stationの基本を理解する

 

1.設定で考慮すべきこと

変更した時は必ず「保存」ボタンを挿入してください

1.全般設定

①フォルダ作成のデフォルト値設定

上記に✔をつけると、新規にフォルダを作成する時のデフォルト値が「公開フォルダ」になります。

 

②Google等のクローラを受け入れる

上記に✔をつけると、このWEBサイトをGoogle等に公開します。

 

2.写真設定

①写真へのコメント入力設定

上記に✔をつけると、ゲスト(一般ユーザ)が「lightbox情報」画面でコメント入力する事ができる様になります。

②写真のダウンロード許可設定

上記に✔をつけると、サムネール画面にダウンロードメニュが追加されます。

但し、ここがOFFになっていても「lightbox」画面では、写真をダウンロードする事ができます。

 

③lightbox情報の表示

上記に✔をつけると、管理者とゲストに「lightbox情報」が表示されます。

上記に✔が入っていると、ゲストの「lightbox」画面は写真のみになります。

よって「lightbox情報」が表示されないので①のコメントも入力できなくなります。

 

④アルバム直下の写真を見せるか否かの設定

上記に✔が入っていると、ゲストにもアルバム直下の写真が見える様になります。

 

2.ウォーターマークの設定と写真のアップロード

1.ウォーターマークの必要性

公開アルバムは誰でも見る事ができる写真WEBサイトです。

Photo Stationでは「ダウンロード設定」がありますが、これはPhoto Stationメニューに「ダウンロード」を表示するか否かで「lightbox」画面では、写真のダウンロードができてしまいます。

その時に登場するのが「ウォーターマーク」です。

 

下記の写真には赤枠の所に「転載禁止」という「ウォーターマーク」が付けられています。

よって写真をダウンロードしても、この文字が入る為、そのままでは利用できません。

 

2.ウォーターマークを作成する時の動き

写真をPhoto Stationにアップロードする際にサムネールが作られます。

一方、ウォーターマークを付ける時にも、サムネールの再作成が行われます。

すなわち、写真をアップロードしてからウォーターマークを付けると、サムネールの作成が2回行われることになります。

よって、公開アルバムにウォーターマークを設定してから写真をアップロードすると、サムネール作成は1回で済みます。

これがお勧めのやり方です。

この方法を下記に解説します。

 

3.画像ソフトでウォーターマーク画像を作成する

上記写真のウォーターマークはGIMPで下記設定で作成しました。

・サイズ:800×200

・フォントサイズ:200

・画像種類:pngファイル

 

4.公開アルバムの作成とウォーターマークの設定

①Photo Statioに管理者IDでサインして、「アルバム」を選択して、メニュから「追加→アルバムの作成」を実行します。下記画面が出てきます。

フォルダ名を入力して「OK」ボタンを挿入すると「旅行」フォルダが作成されます。

 

②旅行フォルダを選択して「詳細→アルバムのプロパティを編集」を実行します。

下記画面が表示されます。

 

③下記画面から「ウォーターマーク」の編集を実行します。

 

④下記画面が出てきます。

フォルダマークをクリックして、2-3で作成したウォータマークを読み込みます。

 

⑤下記画面が表示されます。

ウォータマークを選択してから「OK」ボタンを挿入します。

 

⑥元の画面に戻ります。

配置する場所を指定して「OK」ボタンを挿入します。

以上でウォーターマークの設定が完了しました。

 

⑦写真を1枚だけアップロードします。

WebDAVでのアップロードがお勧めです。

位置や形状をチェックして、気に入らなければ③からやり直してください

 

写真のアップロード方法は下記URLを参照してください

写真のアップロード方法

 

⑧その他の写真を一括アップロードします。

写真のみのアップロードに対してウォータマークを入れるとサムネール作成時間が長いですが、写真4枚単位で順次ウォーターマーク付きのサムネールが作られていきます。

 

3.Photo Stationのブログ機能を使ってみる

Photo Stationの中にブログを作成する事ができます。

1.ブログ機能の有効化

①管理者のIDでサインインし、設定→ブログを実行します。

ブログタイトル:これはWEBページのタブに付く名前です。自由に変更できます。

テーマボタンブログバナーレイアウト&モジュールはブログ画面の見た目を変更します。
後の方で使い方を説明します。

 

②ブログメニュが追加されます

 

2.プログの画面構成を理解する

 

3.画面のカスタマイズ

画面のカスタマイズは下記のボタンを使って行います。

①レイアウト&モジュール

これを上図のモジュールを左にするか右にするかを指定できます。

また表示するモジュールを選択できます。

表示したくないモジュールは非使用モジュールにドラック&ドロップで移動します。

 

②ブログ バナー

デフォルトの「WELCOME TO BLOG」の文字列を変更する時に使います。

 

③テーマ

これを開くと下記画面が出てきます。

【テンプレート】

テンプレートの種類と透過度を指定できます。

【背景画像】

背景画像を選択するか?削除を挿入して背景色の所で色を選択できます。

【フォントの色】

フォント対象文字の色を変更できます

【ブログ バナー】

ブログ バナーを文字列でなく画像に変更できます。

 

4.既存投稿の削除方法

投稿タイトルをクリックすると、削除アイコンが出てきますのでここで削除します。

 

4.新規投稿のやり方

新規投稿をクリックすると投稿の作成画面が出てきますので、ここでタイトルと本文を作成します。

上記は通常のエディタですが、Photo Stationの写真、ビデオ、スライドショーを使ったブログ作成ができます。

 

下記にPhoto Station特有の機能だけ解説します。

①Photo Stationの画像を取り込む場合は下記アイコンをクリックします。

②Photo Stationの映像を取り込む場合は下記アイコンをクリックします。

③Photo Stationのアルバムをスライドショーで見せる場合

公開アルバムには下記の「アルバムを埋め込む」というメニュが追加されます。

これを開くとこのアルバムのHTMLコードが表示されますのでこれをコピーします。

エディタ画面の下記アイコンをクリックしてそこに張り付けます。

そうすると、この投稿文書に指定したアルバムのスライドショーが表示されます。

 

4.WordPressへのデータ受け渡し

Photo StationからWordPressに投稿データをエクスポートする事ができます。

これはPhoto Stationのブログ機能をもっとビジュアルにしたい為の機能ですが、

原稿作成はPhoto Stationブログ → 更新毎にブログをエクスポートし、見るのはWordPress

という意味で、Photo Stationブログから離れられないのであまり良い機能とは思いません

 

SynologyのマニュアルではWordPress用のプラグインとして下記の2つが紹介されています。

Photo Station を WordPress、Joomla、Drupal、その他のウェブサイトに埋め込むには

①Photo Station Tinymceプラグイン

Photo Stationの画像、ビデオ、フォルダをWordPressの投稿画面に取り込むプラグイン

 

②Photo Station WordPressプラグイン

Photo Stationの画像、ビデオ、フォルダをWordpressのウィジェットに取り込むプラグイン

 

しかし、日本語WordPressではこれらののプラグインは発見できませんでした。

これがあると、WordPressでPhoto Stationの写真データを使ったブログが気持ちよく書けるので今後のサポートに期待したい。

 

いずれにしても現行ではPhoto Stationで写真を使ったブログを書く為にはPhoto Stationのブログ機能しかないと思います。

 

以上でPhoto Stationを公開WEBサーバとして利用する事が可能となります。

 

その他の関連ドキュメントは「Photo Stationの関連ドキュメント」を参照してください。